【川崎市高津区】当日参加枠アリ!大人口出し禁止のこどものまちが3年ぶりにリアル開催!
こどもが企画してこどもがつくったこどものまち「ミニカワサキ2022」が、10月9日・10日の2日間にわたって高津区の橘公園で開催されます。
大人は時間限定の「大人ガイドツアー」以外では中に入ることもできないこどものまち。
こどもたちは、やりたい仕事を探して働き、アルバイト料を受け取り、税金を払い、お買い物をしたり、いろいろなお店で遊んだり、おやつを買って食べたりして過ごします。
ぎゃー、なにそれ楽しそう!
子どもだけずるいずるいと口をとがらせながら、娘を連れて遊びに行ってきました。
大人だからガイドツアーのときにしか中には入れなかったけどね!
ついでに、ガイドツアーのときも「口出し禁止」ってことでマスクに赤いバッテンシールを貼られちゃうけどね!
こどものまちは、ドイツ・ミュンヘン市の「ミニミュンヘン」をモデルに、こどもだけで「こどものためのまち」を企画運営するプログラム。
川崎市内の小中学生から公募で選ばれたこどもたちが、まちのコンセプトや、どんなお店や公共サービスが必要かなどを話し合って「ミニカワサキ」をつくりあげました。
2020年、21年とコロナ禍でリアル開催ができなかったので、今年は待ちに待った3年ぶりのリアル開催です!
まず、受付で参加費500円(午前の部のみ1日通し券800円も販売)をお支払い。そうすると、こどもたちはミニカワサキの「市民」として登録されます。
入口にある学校でこどものまちをどんな風に楽しんだらいいのかを教えてもらったら、なにはともあれジョブセンターでお仕事探しです。
ジョブセンターにはいろいろなお仕事がそろっています。
募集チラシの字が読めなかったり、何をしたらよいかわからない場合はジョブセンターのスタッフ(もちろん子ども!)に質問すると、親切に教えてくれるようです。
1回のお仕事時間は20分。
お仕事が終わったらジョブセンターで市民証にチェックをしてもらい、お給料としてこどものまちの独自通貨110ミニKをもらいます。
10ミニKを銀行で税金としておさめたら、残りの100ミニKは自分のものです。
こどものまちで遊んだり、お買い物をしたりして、足りなくなったらまたジョブセンターへお仕事探しにGO!
自分でお店をつくりたいという人は、起業センターに相談して起業もできます。
ちなみに、9日はイラストを描いてくれるお店が起業で誕生していました。
どのお店も「そうくるかー」と思わず感心してしまうような子どもたちの創意工夫がつまっていて、見ているだけでもワクワクします。
例えば、射的やさんをやりたかった子どもと、本屋さんをやりたかった子どもが協力して開いた「しゃてきやみたいな本や」では、射的をして的に当てると、好きな本を借りて読書スペースで本を読むことができるのだそうです。
ほかにも難しい問題を全問とけたら駄菓子を1つもらえる「そろばん教室」や、「くじ付き!飲み物屋」などユニークなお店が並びます。
たくさんお店があってミニKが足りないよ…というちびっこ市民には、たくさん稼いだお兄ちゃんお姉ちゃんたちが寄付をしてくれることもあります。
うちの娘もアルバイト中にアツアツのベビースターラーメン(お湯とワカメ入り)を差し入れしてもらったり、お買い物でまけてもらったり、ミニKをプレゼントしてもらったりしたそうです。
9日はミニカワサキの代表を選ぶ「ミニカワ市長」を選ぶ選挙もやっていましたよー。
こどものまちは基本的には事前申込制ですが、当日参加枠も数十人分はあるとのこと。
こどもが楽しみながらちょっぴり大人になる大人禁止のまち、10月10日にぜひお子さんを市民登録してみてはいかがでしょうか。
【こどものまちミニカワサキ2022】
10月9日・10日
午前の部 10:00~12:30(定員150名)
午後の部 13:30~16:00(定員150名)
各部定員入れ替え制、参加費は各部500円
場所:橘公園(高津区子母口565)