【焼津市】無料で耳なし芳一で知られる小泉八雲の作品がみられる「焼津小泉八雲記念館」
焼津市三ケ名にある「焼津小泉八雲記念館」は、耳なし芳一で知られる明治の文豪「小泉八雲」の作品やゆかりの品などが多く展示されていて、無料で観覧することができます。小泉八雲がよく訪れていた焼津における足跡や地域の人々との交流や温もりあふれるふれあいなど、さまざまな創作活動などを広く伝えるため、2007年に開館しました。
小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は、1850年6月27日ギリシャ本土に接して西側のイオニア海に浮かぶ美しい島のギリシャのレフカダ島で生まれ、新聞記者(探訪記者)、紀行文作家、随筆家、小説家、日本研究家、英文学者として多くの作品を残しています。1896年に松江の士族の娘、小泉セツと正式に結婚し、日本に帰化しています。
展示コーナー
「小泉八雲 その生涯」では、小泉八雲が誕生してから少年時代、アメリカ時代を経て日本に来るまでの展示がされています。小泉八雲の初版本展示や様々な作品や関わりの深いものが並んでいます。さまざまなテーマから小泉八雲を紹介する年2回(4月~6月、10~12月)の企画展が開催されるそうです。
「展示室」は、小泉八雲と焼津の関わりを紹介する常設展示コーナーとなっていて、小泉八雲の遺品、直筆の書簡や原稿など貴重な史料が紹介されています。
当時の焼津の写真もあり、当時の様子と作品を重ねながらみることができます。写真と重ねてみると時代のイメージがしやすく、作品への理解が深まります。
「小泉八雲が焼津に残したもの」の展示では、焼津荒祭で使用される神輿が展示されていました。小泉八雲が眺めていた焼津荒祭は毎年8月12・13日に行われる東海一の荒祭です。「アンエットン」と独特のかけ声を上げながら練り歩きます。小泉八雲は焼津に来ると「ここには神様がいる」と言ったと言い伝えられています。
「焼津小泉八雲記念館」は耳なし芳一で知られる小泉八雲の作品が展示されているだけでなく、焼津で過ごした日々にゆかりのあるものが多く展示されていました。無料で観覧できるので、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
【施設情報】
住所:静岡県焼津市三ケ名1550(焼津市文化センター内)
電話:054-620-0022
開館時間:午前9時~午後5時
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の時は以後の最初の平日)年末年始(12月29日~1月3日)
展示替休館日:
2023年4月19日(水曜日)~2023年4月21日(金曜日)
2023年7月19日(水曜日)~2023年7月21日(金曜日)
2023年10月4日(水曜日)~2023年10月6日(金曜日)
2023年12月6日(水曜日)~2023年12月8日(金曜日)