長野県にある東御(とうみ)市、小諸市、佐久市と3つの市にまたがる御牧原。

標高800mの台地から見えるのは、大きな浅間山と八ヶ岳、アルプスの大パノラマ。そして、圧倒的なスケールで広がる青空と田園。そんな景色の中を、風となって走るサイクリングコースをご紹介します。

御牧原サイクリングコース（距離：約30km）

ご紹介するのは地元の方に教えていただいたとっておきのコースです。道の駅みまきから時計回りに御牧原をぐるっと巡ります。

今回はシェアサイクルを利用するので、最寄りのポートがある、しなの鉄道滋野駅からスタートします。

滋野駅から線路をくぐり千曲川を越え、こぶし街道を走り県道153号へ。

県道153号の急坂を30分ほど上ると千曲ビューラインにぶつかります。登り坂は少し大変ですが、頑張るのはここまで。

あとは御牧原の平原を風となって疾走するのみです。帰りは下り坂になるのでスピードを出しすぎないよう注意してください。

見どころたくさん!

コース上には、たくさんの発見が待っています。「牛にひかれて善光寺まいり」伝説で有名な布引観音や、氷や蚕種(蚕の卵)を貯蔵していたという氷風穴を通り、みまき大池へ。蓼科山麓から引いた池の水には御牧原の絶景が映ります。

そして、田園の中に一本だけ佇む1本くるみのエモーショナルな風景は、必ず訪れたい写真映えスポット。

コース上には温泉施設やパン屋さん、ワイナリーもあるので半日かけて巡るのもいいですね。

ずーっと絶景　圧倒的な解放感！

このコースを設定した方から「天気が良い日はとにかく気持ちがいい」と聞いていた通り、気分爽快！

カーブを曲がるたびに新しいパノラマが広がり、まるで飽きることがありません。

御牧原を自転車で走れば、これまで見たどんな景色とも違う、「圧倒的な解放感」を体験できるはず！

シェアサイクル

今回、利用したとうみシェアサイクルは、ドコモ・バイクシェアが提供するバイクシェアサービスのアプリから登録可能。1日パスなら、東御市観光情報ステーションでアプリに登録せずに購入できます。

使い方はとっても簡単です。

安定感抜群のシティタイプもありますが、サイクリングコースを走るならシティスポーツタイプがおすすめ。

料金は30分毎のタイムシェアと1日レンタルがあるので、計画に合わせて使い分けてください。

シェアサイクルについては信州とうみ観光協会の専用ページで詳細を確認してください。

ーーいかがでしたか

御牧原の広い景色。

ドライブもウォーキングもいいですが、風を切って走るサイクリングの気持ちよさは別格。天気のいい日を選んでぜひお出かけください。

冬が来る前に他エリアのサイクリングコースも紹介したいと思います。お楽しみに！

取材ご協力：信州とうみ観光協会、サイクリングコース設定者のT様