9月は秋台風に注意
【9月は台風のコースが変わる】
9月の台風は本州へ向かうコースが多くなります。
台風の月別の主な経路です。
◆6月・11月・12月は日本の南海上を西進する台風が多くなります。
(太平洋高気圧は後退)
◆7月・8月は沖縄付近を北上。(太平洋高気圧の張り出しが強まる)
◆9月は四国付近から本州を縦断する経路に。
(太平洋高気圧が後退し、北緯30度付近で台風が東寄りに進路変更する)
◆10月になると日本の東の海上を進むようになります。
(さらに低緯度の北緯20度付近で進路が東寄りに変わる)
【台風の発生・上陸数】
年間約11個の台風が日本から300km以内に接近し、約3個が日本に上陸。
発生・接近・上陸ともに7月から10月にかけて最も多くなっています。
(年間約26個の台風が発生。)
しかし、今年の8月の台風の発生は1個のみ。1951年からの統計開始以降、最も少なくなっています。
本州への上陸は7月に発生した11号のみとなっています。
【9月の台風発生は?】
インドネシア付近やフィリピン付近は世界でも最も海水温が高い領域です。
北半球の衛星画像では、そのフィリピン付近の海上で渦を巻出しそうな雲がいくつかあります。
大気の流れの場では、台風を作り出す条件が揃いつつある感じもみられます。
まだまだ台風シーズンですので、台風への備えをしておく事が大切です。