Yahoo!ニュース

東京五輪を戦うなでしこジャパンメンバーに浦和から4選手が選出される。

椛沢佑一浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

東京オリンピック開催まで約1ヶ月。サッカー女子日本代表のなでしこジャパンは、7月21日にグループリーグの初戦のカナダ戦を戦い、24日にイギリス戦、27日にチリ戦が開催される。

その東京オリンピックの舞台で戦う、なでしこジャパン18人のメンバーに、浦和レッズレディースからGK池田咲紀子選手、DF南萌華選手、MF塩越柚歩選手、FW菅澤優衣香が選出された。

18日にはさいたま市内にて、オリンピックメンバー選出会見が行われて、4選手がメンバー選出の喜びの声、五輪に向けた意気込みを語った。

菅澤優衣香選手
菅澤優衣香選手

昨季リーグ得点王を獲得したストライカーの菅澤優衣香選手は、「周りの選手をうまく生かしながら、自分自身が最終的にゴールに向かうプレーが出来たら良いなと思っているので、FWとしてしっかりとチームを助けられる得点をあげられるようなプレーをしたいと思います」と、初のオリンピック出場に向けて意気込んだ。

池田咲紀子選手
池田咲紀子選手

またGKの池田咲紀子選手は「もちろんポジション争いの部分は自分自身も試合に出てチームのために力になりたいという思いが強いですが、あまり自分自分となりすぎないように、自分が頑張ればチームのためになると思うので、そこはバランスを取りながら、強い気持ちをもってやれたら良いなと思います」と、GKという一つのポジションしかない中で、もう一人のGK山下杏也加選手とのポジション争いに意欲を燃やしながらもフォアザチームの姿勢も誓った。

南萌華選手
南萌華選手

最終ラインでチームを支えるDFの南萌華選手は「五輪は過酷な日程で試合が進むのでまずはチーム力が大事になると思います。その中でも私は年齢的に若い方になるので、チームを盛り上げていくような存在になりたいと思っているので、レッズの時のような明るさと雰囲気をしっかりと代表に持ち込んで、プレーだけではなくて、オフの部分でも全体を盛り上げられたと思っています」と、チーム同様にムービーメーカーの存在としてもチームを支える意欲をみせた

塩越柚歩選手
塩越柚歩選手

塩越柚歩選手は「会見が終わったら、母親からすぐに電話がかかってきて、電話に出たら、おめでとうという言葉と、すごく泣いて喜んでくれていて、自分自身も選ばれたんだなという実感が沸いたのと、これまですごく迷惑をかけて、どの試合にも見に来て応援してくれた母親には感謝しかないですし、一番はその母親に恩返しするためにも、選ばれたことに満足せず、試合に絡んで結果を出して、感謝の気持ちを改めて伝えていきたいなと思いました」と、大逆転での五輪メンバー入りに自身も驚きながらも、ラッキーガールとして、今大会でのサプライズの存在になることを目指していた。

なでしこジャパンは銀メダルを獲得した、ロンドンオリンピック以来の五輪出場となる東京オリンピックでは、カナダ、イギリス、チリの強豪が揃うグループリーグを戦った後、30日に準々決勝、8月2日に準決勝、6日に決勝と戦い、自国開催での金メダル獲得を狙う。

また、浦和レッズレディースは、19日に浦和駒場スタジアムで行われる試合で、4選手の壮行会も行うこととなっている。

浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

サッカーの街と人を応援するFANZINE「浦和フットボール通信」編集長。フリーマガジンを年5回発行。ウェブサイト「浦和フットボール通信」「浦レポ」「埼玉サッカー通信」で、浦和レッズの情報から、埼玉のサッカー情報、サッカーの街の情報を発信しています。また「浦和フットボール映画祭」など、サッカーイベントなどもプロデュースしています。

椛沢佑一の最近の記事