【海老名市】レンブラントホテル海老名で取り組むSDGs 使用済みの食用油が飛行機の燃料に
皆さんは「Fry to Fly Project」という言葉を耳にしたことがありますでしょうか。今回はレンブラントホテル海老名さんが参画している「Fry to Fly Project」についてご紹介いたします。
レンブラントホテル海老名さんといえば、今までも「レンブラントホテル海老名のガラクタ市 お宝市」や、食べ物を捨てない社会への取り組み「mottECOモッテコ」などSDGsに積極的取り組まれているホテルになります。
2024年3月16日(土)〜3月24日(日)にレンブラントホテル海老名1階ロビーで開催をされた「レンブラントホテル海老名のガラクタ市 お宝市」は、数がそろわなくなったなどの理由で「まだ使えるけど使わなくなった」ホテルの食器や雑貨を安価で販売する地域密着型の「リユース活動」で大賑わいしました。
また「日本料理 四季」では、注文後に食べきれなかった料理を、自らの責任で持ち帰る取り組み「mottECO(モッテコ)」を2024年5月より導入され食品ロスの削減と食べ物を捨てない社会への第一歩となる取り組みを行われています。
そして今回、レンブラントホテル海老名では、2024年5月より新たなSDGsの取り組みの一環として、「Fry to Fly Project」への参画を開始したそうです。ポスターを見てみると、使用済み油で…空を飛ぶ!? と書かれていますね。エビフライが飛行機のボディに、フォークやナイフの食具が飛行機の翼になっています。
このプロジェクトではホテル・飲食店・イベント・家庭などから出た使用済みの油を回収し、環境に優しいバイオ燃料「SAF(Sustainable Aviation Fuel)」にリサイクルをするようですよ。
今回はレンブラントホテル海老名の「日本料理 四季」さんの厨房内の調理油をご厚意により見せていただきました。厨房内には大きなフライヤーがあります。このフライヤー内に約20Lの油が入っているそうですよ。この日はちょうど、天ぷらを調理されていました。
「日本料理 四季」ではおおよそ2日でフライヤーの油を交換するそうです。そしてレンブラントホテル海老名ではすでに5月に214Lの使用済み食用油の回収をしているそうです。一斗缶の容量が18Lになりますので、一斗缶で約12缶分の使用済み油が回収されたことになりますね。
JAL(JAPAN AIRLINES)の公式サイトにもSAF燃料についての記載がありました。これを遂行するには官民連携が必須と言えそうですね。
またレンブラントホテル海老名では、今後の展望として市内のイベントなどを通じて家庭の使用済み油の回収も計画をしているそうですよ。ホテルが中心となり、地元住民も巻き込みSDGsを行なっていく素晴らしいプロジェクトですね。SAF搭載の飛行機第1便が飛ぶ時には、レンブラントホテル海老名を思い出す事になりそうです。私たちも今出来ることを一つずつSDGsの活動として振り返り実践をしていけるといいですね!