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ショルツが来日初スタメンで無失点に貢献 リカルド監督の古巣徳島との接戦を制す

椛沢佑一浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

明治安田生命J1リーグ第25節。浦和レッズは、アウェイに乗り込んでの徳島ヴォルティス戦に挑んだ。徳島は、浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督が昨年までの4年間指揮を取っていた、古巣との対戦となった。

スタメンには8月の練習で左頬を骨折して離脱していたFWキャスパー・ユンカーがヘッドギアをつけて復帰。また夏のウインドウで新加入したユンカーと同郷のデンマーク人DFアレクサンダー・ショルツも来日初のスタメン起用となった。

前半は徳島が主導権を握る展開が続く、21分徳島が最初の決定機。右からのクロスをFW垣田裕暉がヘディングシュートを放つも、GK西川周作がビックセーブで危機を救う。続く22分もMF岩尾憲選手のミドルシュートをGK西川選手がビックセーブを見せる。

勝利を手繰り寄せたビックプレーをみせた、西川選手は試合後に「非常に危ないシーンもありましたけど、しっかりと準備していました。ゴールキーパーがワンセーブ、ワンセーブ大事に処理することで、みんなもネガティブになるところでも、ポジティブになれたと思います」と、GKとしての仕事を果たして充実の表情をみせた。

試合は終始、徳島がボールを握る展開となるが、0-0で前半を折り返した。

後半、浦和レッズは選手を入れ替えて対応すると、試合がついに動く。61分、MF汰木康也が裏に抜け出すと、中央でMF関根貴大がゴールに押し込んで浦和レッズが先制。ワンチャンスを見事にものにした。その後は追いかける徳島が猛攻を仕掛けるも、浦和が最後は5バックにして虎の子の1点を守り切り、1-0で勝利した。

試合後、浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は「この試合で一番ポジティブだったのは結果だったと思います。前半は内容の所でいうと、徳島の方が攻撃も守備も良かったと思います」と試合を振り返った。

来日初スタメンで、無失点に貢献したアレクサンダー・ショルツ選手は「これからは日々、毎週、毎週良くなっていくと思いますので、今日はベストゲームじゃなかったんですが、今後はそのような試合をお見せできると思います」と、今後の活躍を約束した。

浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

サッカーの街と人を応援するFANZINE「浦和フットボール通信」編集長。フリーマガジンを年5回発行。ウェブサイト「浦和フットボール通信」「浦レポ」「埼玉サッカー通信」で、浦和レッズの情報から、埼玉のサッカー情報、サッカーの街の情報を発信しています。また「浦和フットボール映画祭」など、サッカーイベントなどもプロデュースしています。

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