さよなら首里劇場。取り壊し前最後の内覧会【那覇市】
こんにちは!首里城近くの住宅街にひっそりと佇む、沖縄最古の木造劇場「首里劇場」をご存知でしょうか。70年を超える歴史のある劇場ですが、老朽化や維持費などの問題により解体が決定し、10月中旬から取り壊し工事が始まります。今回が、リアルな首里劇場を見られるラストチャンスです!
首里劇場とは
戦後まもない1950年、まだ戦争の傷跡が残る首里の街に、人々を元気付けようと建てられました。沖縄芝居や一般の映画を上映する劇場としてオープンしたのち、成人映画を上映する劇場に鞍替えしたり、名画座(旧作映画を主体に上映する映画館)に転身したりと、変化を遂げながら営まれてきました。
地元の方々の憩いの場としても愛されていた首里劇場でしたが、2022年4月、3代目館長の金城雅紀さんが急逝し、惜しまれながらも閉館しました。
歴史を感じる外観
外壁の一部にはツタが這い、建物の周辺だけ時代の流れに取り残されたようなノスタルジックな雰囲気をまとっています。「首里劇場」の文字からも懐かしさを感じられますね。
内覧できること
1950年のオープン当時の広告看板や舞台の引幕など、昭和の雰囲気が漂う品々がステージ上で展示されます。73年もの長い歴史をさかのぼるの街の記録も公開されますよ。
注意点
- 駐車場はありません。公共交交通機関か、お近くのコインバーキングをご利用ください。
- 首里劇場内のトイレは利用できません。
- 老朽化が激しいので、マスクなどの対策が必要な方はご用意をお願いします。
首里劇場の貴重な姿を見られるのは今回が最後。ぜひご家族やご友人と一緒に見納めくださいね。
スポット情報
首里劇場
住所:〒903−0823那覇市首里大中町1-5
内覧会:2023年10月7日(土)13:00〜18:00
参加費:無料(予約不要)
主催:首里劇場調査団
問い合わせ:首里劇場調査団HP