近鉄生駒駅から徒歩約7分の大人のオムライス店「LE NORD（ルノール）」さん。昼は大人のオムライスを、夜はア・ラ・カルトをいただける洋食屋さんです。お店の前を通るたびに「大人のオムライス」ってどんなオムライスなの！？　と気になっていたところ、まもなく移転するという情報が。

「ルノール」さんへは、近鉄生駒駅から北に向かって少し坂を歩きます。駐車場はありません。車で来店する場合は、近隣の有料駐車場に停めてくださいね。

この場所には２年前に店を構えられたそうです。コロナ禍ということもあり、あまり大々的には宣伝されなかったそうですが、2年の間に「大人のオムライス」は地元のみならず遠方からもお客さんがやってくるほどの人気に。

店内はカウンター席が6席。こじんまりとしていてシェフとの距離が近く、とてもアットホームな雰囲気です。気さくなシェフが楽しくお話をしながら腕を振るってくださいます。

さて、気になる「大人のオムライス」のメニューはこちら。現在提供されているオムライスが、移転前の最後のメニューになるそうです。

2か月ごとにメニューが変わるシェフのアイディアの詰まった創作オムライス2種と、定番オムライスです。

定番オムライスは、卵の包み方が違う3種類。卵でチキンライスを包むクラシックオムライス、半熟卵がとろ～りあふれ出すタンポポオムライス、とろとろ卵がチキンをふわっと優雅に包むドレスドオムライスです。「オムライスの卵はこれが好き！」という自分の好みで選べるのがうれしいですね。

こちらは創作オムライス「夏の便り」。ふわとろ卵に包まれているのはドライカレー。付け合わせは、契約農家さんから仕入れているというとれたてのズッキーニのソテーと、牛ひき肉で作ったミートボールのトマト煮です。オムライスはもちろん、このミートボールが食べごたえがあってまことに美味でした。

こちらは「ボルケイノ」。なんともインパクトのあるビジュアル。
黒色の正体は卵に混ぜたイカ墨。中のライスにはシーフードの具がごろごろと入っています。ソースは中華風あんかけとケチャップ。海をイメージしたお皿に黒い山のようなオムライス、マグマをあらわす赤いソースと、「火山」をあらわす名前のとおりのシェフの遊び心が詰まった一品です。ライスの中にはうれしいしかけもあるので注文される方はお楽しみに。

ランチには食後にコーヒーか紅茶がつきます。

壁には歴代の大人のオムライスがずらりと貼られています。ビジュアルも名前も個性的なものばかり。サンマやウナギなど、オムライスの素材としては斬新なものも使われていて、とにかく、シェフのあふれ出るアイディアに脱帽です。今さらながら、「あれ食べてみたかった！」と思うメニューもたくさんありました。

気になっていた「大人のオムライス」とはなんなのか。

シェフのお話と歴代メニュー、今回いただいたお料理でわかったのは「大人のオムライス」とは、「選りすぐりの材料で作られた、ちょっと贅沢な美味しい創作オムライス」だということ。もちろん、お子さまが食べてもOKなお味ですよ～。

夜のアラカルトメニューです。和洋中とバラエティに富んでいます。

日によってはすぐに席が埋まってしまうので、予約がおすすめ！InstagramのDMからでも予約できますよ。

現店舗での最終営業日は2023年7月17日だそうです。移転先は、近鉄生駒駅前のアントレ生駒専門店街2階「テレワーク＆喫茶パステル」さんを間借りされるとのこと。

パステルさんが営業されていない平日の晩と土日祝の営業になるそうです。厨房の設備などが現店舗とは異なるため、提供するお料理やコンセプトについてはまだ決まっていないとのこと。「大人のオムライス」、ぜひ続けていただきたいところですが、経験もアイディアも豊かなシェフが次はどんなお店にしてくれるのかワクワクする気持ちが大きいです。何より、現店舗の近くで、生駒駅から徒歩1分というのがうれしい！

移転後のお店については、Instagramで少しずつ発信してくださるとのこと。楽しみに待ちたいと思います♪

店舗情報

「LE NORD（ルノール）」
住所：奈良県生駒市東松ケ丘2-5有家マンション1F
営業時間：＜ランチ＞11：30～14：30（1時間ごとの3部制）＜ディナー＞17：30～22：00
定休日：月曜日と月に2回程の不定休