【北九州市小倉南区】天然のクーラーで暑さを忘れるひととき…菅生の滝は盛夏の今が旬!
暑い夏の時期に一服の清涼感を求めて、小倉南区の菅生の滝に行ってきました。
北九州市は都会と自然がうまく溶け合った政令都市で、小倉駅前から車で20分も走ると緑豊かな自然が楽しめる観光地や自然公園がたくさんあります。
菅生の滝はその中でも暑い夏の時期におすすめの景勝地です。
都心から一時間足らずで到着
菅生の滝までのアクセスは車がおすすめです。小倉方面から国道322号線を真っ直ぐ南下して徳光の交差点から右折、県道を15分くらい走ると「菅生の滝駐車場」に到着します。
県道は、途中のます淵ダム分岐から極端に道が狭くなります。ガードレールはありますが、離合はかなり難しい。対向車には十分な注意が必要です。
駐車場から滝つぼまでは歩いて十数分です。道は一本道。森の中へ入っていくと自然のクーラーがすぐに身を包みます。とても涼しい。
森林浴を楽しみながら滝までお散歩
森林浴と滝から流れ出る渓流を楽しみながら少し勾配のある坂道を歩きましょう。苔むした岩々の間を流れる川水の音が清涼感に拍車をかけます。さっきまでの暑さはどこへやら。
更に進むと石畳の道になりました。いろんな形の石が道に埋められているのでひっかかって転びそうになります。かかとの高いサンダルやヒールの高い靴は注意が必要です。
道のそばには多くのお地蔵さまが祀られていました。どうやら水子地蔵のようです。
道の脇には背の高い針葉樹が幹を連ねています。まっすぐ歩いていると滝の音が聞こえてきました。目的の滝までもう少しです。
北九州一の瀑布は「豪快」と言うより「繊細」
道が行き止まりになって滝が見えてきました。視線の先には、緑の森に囲まれて、一の滝、二ノ滝、三の滝と三段に分かれた瀑布が確認できます。
「たきみばし」の上から見る全貌は迫力がありますが、豪快と言うより繊細なイメージがします。それでも、水しぶきを伴って落ちる様は見事。
最も大きな一の滝は落差が30メートルあり北九州で最大だそうです。自然の冷涼感に加えてマイナスイオンに取り巻かれてとても清々しい。
深呼吸して新鮮な空気を胸いっぱい吸い込むと嫌なことも全部忘れられそう。滝つぼのところまで登って水遊びをしている人もいました。
菅生の滝の悲しい伝説も
ここには「菅生の滝と香月の姫」という伝説があります。遠賀の里に住んでいた歌姫と歌姫に想いを寄せる熊彦の悲しい恋の物語です。興味のある人は調べてみてください。
菅生の滝
住 所 〒803-0266 北九州市小倉南区道原
アクセス(駐車場まで)小倉駅より国道322号線経由で約20キロメートル 40分
(菅生の滝まで)駐車場から徒歩15分
駐車場 無料(45台)