【松山市】今後どうなる? クスリのアオキが四国進出! 中予に進出は? 他のドラッグストアとの違いは?
「クスリのアオキ」が四国に進出する、という驚きのニュースが飛び込んできました。近年、様々なドラッグストアが松山市にもオープンしています。近年四国に初上陸したとして記憶に新しいドラッグストアは、2021年10月に東垣生にオープンした東京に本社があるウエルシア。
次に四国に新しく上陸する「クスリのアオキ」はどんなドラッグストアなのか、松山市にもオープンするのか…現時点でわかっていることなどをまとめました。
クスリのアオキ
本社は石川県で、中部・関東・近畿・東北にドラッグストアをチェーン展開しています。イオン・ウエルシア・ストアーズ(ウエルシア)を継承した「ハピコム」に加盟しています。今回、2024年3月1日付で、愛媛県で食品スーパーを15店舗展開するママイ(愛媛県四国中央市)の株式を33.4%取得すると発表されました。
ママイとは
ママイは新居浜に本社があり、地域密着型の食品スーパー。ママイの店舗を改装し、生鮮食品のほか調剤薬局を設ける計画で、今後は買収も視野に入っているとのこと。ママイは新居浜、四国中央、今治などの東予方面のお店が多く、中予にお住まいの方はあまり馴染みがないかもしれません。かくいう私もママイは利用したことがありません。ただ、実はジョープラの中にある「フレッシュバリューラヴィ松山店」、高岡町にある「フレッシュバリュー松山店」、伊予市にある「フレッシュバリュー伊代店」は中予にあるママイ母体のスーパーです。→ママイHP店舗一覧
他のドラッグストアとの違いや共通点
生鮮フルラインと調剤薬局の併設ができるという点では他のドラッグストアと大きく一線を画す店舗となりそうです。ただ、ワンストップで買い物ができるという点では松山市に本社を置く「くすりのレデイ」と業態が似ています。くすりのレデイはフジ・リテイリングの関連会社で、フジと併設している店舗もあります。生鮮食品を扱っている一部店舗もあります。
北海道が地盤のツルハホールディングスの筆頭株主はイオングループ。クスリのアオキはイオン・ウエルシア・ストアーズ(ウエルシア)を継承した「ハピコム」に加盟しているため、どちらも屋号は違えどイオン系のドラッグストアとなります。じゃあ結局品揃えは変わらないのではと思いましたが、クスリのアオキはトップバリュ(イオンのプライベートブランド)と「A&(エーアンド)」という主に食品と日用品の自社のプライベートブランドを取り扱っています。対してくすりのレデイはツルハグループのプライベートブランド「くらしリズム」。こちらは日用品や食品に加え、化粧品や医薬品、ベビー用品やペット関連用品など多岐に渡ります。
くすりのレデイでは、独自のレデイカードと楽天ポイントカードが併用できます。支払い方法もクレジット、電子マネー、バーコード決済など多種類ありますが、イオン系列のためWAONで支払うこともできますし、フジ・リテイリング関連会社のためフジのカードの支払いも可能。
対してクスリのアオキはAocaというポイントがつくのと同時に、2023年8月からTポイントが200円(税抜)につき1ポイント貯まるようになったそうです。Tポイントがつくという点はウエルシアと同じです。「どの経済圏でポイ活をするか」で、利用するドラッグストアを選ぶとお得になりそうです。
クスリのアオキは中予にやってくる?
2024年5月期の下半期には50店の新規出店を計画しているとの報道もあります。今後ママイの店舗は「クスリのアオキ」に屋号を変え、そのほとんどを生鮮フルライン+調剤併設型の店舗に転換していく計画です。クスリのアオキとしては一つの地域に複数店舗を出店するドミナント戦略をとっている点から、これを皮切りに四国に店舗を増やしていくのではと予想されますが、現在のところ発表されているのはそこまでです。中予にフレッシュバリューは3店舗のため、クスリのアオキになったとしても東予ほどの影響はないかもしれません。しかし、クスリのアオキが進出することで、他のドラッグストアの出店攻勢も強まるかもしれません。今後のクスリのアオキの中予進出…特にフレッシュバリューの店舗について注目です。