世の中には沢山の種類の蓮（ハス）がありますが、大賀ハスというハスをご存知でしょうか？大賀ハスは実は古代の種で、昭和26年（1951年）に大賀一郎博士によりタネが発掘されました。発掘場所は千葉市花見川区の現在の東京大学総合運動場なのです。

そしてこの運動場のそばにある旧東京大学緑地植物実験所内に「ハス品種見本園」があり、大賀ハスを含む世界100種類以上のハスの生育が行われています。実験所なので一般の方は普段入ることはできないのですが、毎年7月に限定的に公開されます。今年は7月13、14の土日と21（日）および28（日）の朝6時から10時です。

私は21日の7時半過ぎに行ってきました。

普段閉ざされている門ですが、大歓迎してくれています。

入場は無料です。

入ってみるとこのように沢山の方が来場し、観覧されています。ハスと言えばやはり皆さんその美しい姿をカメラに収めるのが定番で、スマホもしくは一眼レフをお持ちでした。

サムネイル写真はピンクのハスでしたが、こういう白いものもありました。

大賀ハスは残念ながら花は見られませんでした。ツボミが見えるので28日の観覧会でその姿を見せてほしいですね。

写真は省略しますが、日本はもちろん中国やベトナムなど世界各地のハスが展示されていました。

ハス見本園の運営は、ボランティア団体「大賀ハスのふるさとの会」により行われています。今年これまで行われた観覧会の様子など、同会のブログに掲載されていますのでご参照ください。

このようなパネル展示もあります。

この場所から1時間おきにガイドツアーが行われているようです。写真や果托販売も行われています。

7月28日が今年のラストチャンスです。ご家族や友人を誘ってお出かけいただいてはいかがでしょうか。駐車場はありますが台数が限定的ですので、できれば公共交通機関をご利用ください。

次回開催日：2024年7月28日（日）午前6時から10時

開催場所：東京大学旧緑地植物実験所　千葉市花見川区畑町1051

最寄り駅：JR総武線新検見川

アクセス：新検見川駅から京成バス草野車庫もしくは八千代台駅行き、「区役所前」下車

※花見川区役所駅行きバスの東大総合運動場下車でも可、徒歩3分。