【札幌市中央区&北区】100年以上の札幌駅の歴史の一部を、10年以内の個人的歴史の積み重ねで眺める。
2017年に撮影した札幌駅です。ほんの数年しかし経っていないのに、色々違いがありますよね。
バスターミナルがある、ことなど。
間違い探し的に色々見つかるはずです。
100年の前の歴史を語ることも大切だけど、私たちの身近な10年の出来事も、それを少し伸ばすと、立派な歴史の一部になるだろう、
という趣旨のことを書いたことがあります。
特にここ10年ほどはモバイルの発達により、みなさんのデータフォルダにもたくさんの写真が入っているでしょうが、その最初の写真を見てもらうと、すでに街角も人も変わってしまい、もう歴史的なものに変わっているのではないでしょうか?
ということで、将来のためにも、たくさんの風景をデータフォルダに残しておくことは、とてもこれからの歴史研究や文化を豊かにしてくれると思いませんか?
モバイルの発達により、どんどん私たちは歴史の生き証人になっていく過程にいるのです。
例えば札幌駅。私のデータフォルダに入っている写真をいくつかお見せしますので、こんな形でみなさんも手近な歴史散歩を楽しんではいかがでしょうか!
2017年
2017年といえば、私は駆け出しのガイドとして、札幌駅東コンコースに3か月以上設置されていた【札幌国際芸術祭SIAF】の英語対応スタッフとして勤務していました。
いろんなお客さんが来ましたし、私の中のアイドル吉増剛造さんが北大に来たのを喜んで見に行ったのが最大の思い出です。
わたくしめ、大学時代はマラルメやアンリ・ド・レニエに憧れてやさぐれた現代詩をユリイカなる雑誌に投稿して佳作程度をもらっていましたが、その時には吉増剛造さんは間違いなく時代を引っ張っていました。
札幌駅からは離れますが、この芸術祭では、毛利悠子さんのピアノを使った市立大学のアートに、特にぶっ飛びました。
みなさんは何か思い出がありますか?
同じく2017年といえばまだ札幌駅には新幹線工事のシの字もない時、北口広場がまだ、完全な形でした。
そして、今の北海道四季マルシェのところにはJRツインクルプラザがあり、エルモマニアの私は、そこにいた2人のキュートなエルモに会いに、用事もないのに通っていた怪しいストーカーでした。
2017年はある意味、コロナ前の絶頂期?であり、あの鎖国時代?を経て、なんだか遠く離れてしまった気もします。コロナがなければきっと今見える空気も違ったのでしょうね。
2020年
新幹線工事のない時の西コンコースの朝。妙夢のある美術館の回廊のようですね。何気ない光景が本当に綺麗だったよなあと思い出します。
2021年
西コンコースに漂っていたチーズタルトの香に惹きつけられた方も、多いのではないでしょうか?
ここから曲がるとセブン、スタバ、コロンもありましたし、ワインの円山屋もありましたね。
よくここで立ち飲みしていたなあ。
2022年に記事を書き、この界隈の最後をメモしています。
2022年
この年から私はYahoo! JAPANの地域ライターになったので、写真と共に記事を書く事で歴史を記録できるようになったのはありがたいことです。
すでに始まっていた新幹線工事の影響で、真っ先に無くなったのが、北通路(今は存在を知らない人もいるでしょう)。ドトール、そばーる、などがありましたしツアー客の集合場である鐘の広場もありましたね!
それがなくなり、東コンコースにできた団体待合スペース。
それもなくなり、今はコインロッカーですね。(リンクは前掲のものと同じです。)
そういえば、実質的な北6常通だった、コインロッカー通りも懐かしい。
皆さんはどんな思い出がありますか?札幌駅だけではなく、是非いろんな写真をデータフォルダに残しておいてくださいね!
★札幌駅★
住所:札幌市北区北6西4-1-1
(駅ビルは中央区北5条)
札幌駅のオフィシャルサイト(JR北海道)は、こちら。
おことわり。
札幌駅自体は北区にありますが、駅ビル(JRタワー)は中央区にありますので、私は札幌駅のネタはすべて【札幌市中央区&北区】としています。