バイデン政権と中東(7)
最後に残った時間で、イランのお話しをします。イランという国、けっこう大きな国なのです。我々はあまり意識しないですけれど。もしこのイランをアメリカに連れていったら、これぐらいの広さになります(イランをアメリカの国土に載せた地図を指す)。アメリカが巨大ですが、イランもそれなりに大きな国だということです。今のイランはこうですけれど、イランが最盛期、古代アケメネス朝ペルシア帝国の時代にはどのくらい大きかったかというと、だいたいアメリカと同じ大きさなのですね。だから我々はなぜイランみたいな国が頑張って、アメリカと対抗しようとするのだろうとか思うのですが、イラン人にとっては当然な事です。俺たちは大国だから当たり前だ。相手は日本とか、イスラエルじゃなくてアメリカだと思っています。
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