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アメリカのイラン核合意への復帰交渉(2)

高橋和夫国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

両国が面子にこだわるのは、それぞれ国内に合意に反対の勢力が存在しているからです。バイデン大統領の場合には、議会の動向が気にかかります。というのはアメリカ議会にはイラン核合意に対する根強い反対があります。それはイスラエルが特にネタニヤフ首相が反対しているからです。同首相によれば、この合意ではイランの核兵器開発は阻止できないのです。イスラエルを支持するアメリカ議員の多くが、この議論に同調しています。野党の共和党は、もちろんですが、バイデン大統領の民主党の議員の間にも、反対論があります。

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国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

国際情勢をわかる言葉で、まず自分自身に語りたいと思っています。北九州で生まれ育ち、大阪とニューヨークで勉強し、クウェートでの滞在経験もあります。アメリカで中東を研究した日本人という三つの視点を大切にしています。映像メディアに深い不信感を抱きながらも、放送大学ではテレビで講義をするという矛盾した存在です。及ばないながらも努力を続け、その過程を読者の皆様と共有できればと希求しています。

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