【初心者必見】冬キャンプのストーブ選び|フジカ・トヨトミ・テンマクを北海道キャンパーが紹介
「冬キャンプの暖房器具、種類が多すぎて選び方がわからない…」
「初めての冬キャンプで失敗したくないけど、高価な暖房器具への投資が不安」
北海道在住のアウトドアクリエイターである私も、最初は同じ悩みを抱えていました。
でも、10年以上のキャンプ経験と200万円以上のギア投資を通じて、冬キャンプを快適に楽しむための最適な暖房器具選びのコツを見つけてきました。
今回は、私が実際に使用してきた人気の暖房器具3機種について、北海道の厳冬期でも使える機種として太鼓判を押せる商品をご紹介します。
これから冬キャンプを始めようとしている方に、ぜひ参考にしていただきたい内容です。
この記事を読めば:
・人気の暖房器具3機種の実践的な使用感がわかる
・自分のキャンプスタイルに合った暖房器具が選べる
・初心者が陥りやすい失敗を防げる具体的な使い方が理解できる
はじめまして!ポロンノゆるっとキャンプ塾です。
北海道を拠点に活動するアウトドアクリエイターとして、実践的なキャンプライフ情報をお届けしています。
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では、厳寒期を乗り切るための具体的な暖房器具選びを見ていきましょう。
目次
- 人気の暖房器具3機種を徹底比較
- 暖房器具の選び方と使用上の注意点
- より快適に使うためのテクニック
- まとめ
1. 人気の暖房器具3機種を徹底比較
北海道の冬は特に厳しく、時にはマイナス20度を下回ることも。
そんな環境で実際に使用してきた3機種について、具体的な暖房能力と共にご紹介します:
【暖房能力比較】
・フジカハイペット:2.5kW(木造8畳/コンクリート10畳)
・トヨトミギアミッション:6.66kW(木造17畳/コンクリート24畳)
・テンマクデザインM:薪の量や種類による(トヨトミ同等の出力も可能)
【フジカハイペットの特徴】
4年前に購入した冬キャンプ用ストーブです。
北海道での使用経験から、その信頼性の高さを実感しています。メーカー仕様では高度3,000mまで使用可能という点も魅力的です。
▼メリット
・コンパクトで持ち運びやすい(重量5.5kg)
・1回の給油で10-12時間使用可能
・電源不要で災害時にも使える
・蓋を外せば簡易コンロとしても使える優れもの
▼デメリット
・3機種の中では暖房能力が控えめ(でも、私の4人用テントなら十分暖まります)
・給油口が小さく、冬場は手が凍えるので給油に慣れが必要
・人気商品のため、入手までに時間がかかることも
【トヨトミギアミッションの特徴】
私が最も使い込んでいる定番機種です。
マイナス10度以下の厳冬期でもソロキャンプで愛用していますが、その暖房能力には目を見張るものがあります。
他のキャンパーからは「大きすぎるのでは?」と言われることもありますが、北海道の極寒環境では、この暖房能力が大きな安心感につながります。
▼メリット
・圧倒的な暖房能力(木造17畳相当!)
・頑丈な作りで、転倒してもびくともしない安定感
・ニオイセーブ消火機能付きで快適
・厳冬期でも安定した暖かさを維持
▼デメリット
・11kgという重量は女性には少々つらいかも
・持ち運びは大変ですが、その分の暖かさは保証付き
・燃費は良くないので、長期キャンプでは燃料の持ち運びが大変
【テンマクデザイン ウッドストーブMの特徴】
薪ストーブならではの魅力に惹かれて購入しました。
見た目のインパクトだけでなく、実用性も兼ね備えています。
▼メリット
・まるで山小屋!炎の揺らぎに癒される
・調理も可能で、スープや焼き芋が作れる
・薪ストーブならではの乾いた暖かさ
・煙突径が76mmに改良され、燃焼効率が向上されています(2023年秋以降のモデル)
▼デメリット
・薪の準備と火力管理に慣れが必要
・設置には20分程度かかる
・高温部が多いので、子供連れの場合は要注意
2. 暖房器具の選び方と使用上の注意点
【選び方のポイント】 実際の使用シーンを想定して選びましょう:
・ソロ〜少人数(2-3人)キャンプ → フジカハイペット →8畳程度までのテントなら十分な暖房能力 →持ち運びの負担が少なく、高所でも使用可能
・グループキャンプ、大型テント → トヨトミギアミッション →17畳相当の強力な暖房能力 →約10時間の長時間運転が可能 →厳冬期の大人数キャンプに最適
・雰囲気重視、調理併用 → テンマクデザイン →ガラス窓から見える炎を楽しめる →天板での調理が可能 →薪さえあれば燃料持ち込み不要
【安全な使用のために】
北海道の厳冬期キャンプで培った経験から、特に注意して欲しいポイントを挙げます:
・換気は命に関わる重要事項 →私は30分に1回、必ずテントの換気を行います
・就寝時は必ず消火を →どんなに寒くても、就寝時の使用は絶対NG
・可燃物との距離は必ず確保 →目安は周囲1m以上。私は念のため1.5mを確保しています
・一酸化炭素チェッカーは必須 →1万円程度の投資で命が守れます。私は必ず携行します
3. より快適に使うためのテクニック
私が-20度の環境でも快適に過ごすために実践しているテクニックをご紹介します:
・設置場所の工夫 →風上側にウォールを立てて風を遮断 →床面には断熱マットを敷いて熱ロスを防ぐ
・燃料の持ち運び →メインタンク+予備タンク2本を基本に →真冬は燃料の凍結防止にカイロを活用
・暖気の効率化 →反射板やアルミマットで暖気を有効活用 →就寝4時間前には暖房を開始して室内を暖める
まとめ
それぞれの暖房器具のおすすめポイントをまとめると:
・フジカハイペット:初心者でも扱いやすく、持ち運びに優れる定番機
・トヨトミギアミッション:本格派向け、抜群の暖房能力を誇る実力機
・テンマクデザイン:キャンプの醍醐味を存分に味わえる、雰囲気最高の逸品
私なら、最初の一台としてフジカハイペットをおすすめします。
コンパクトながら十分な性能があり、長く使える信頼性の高さが魅力です。
実際、私も4年以上使っていますが、メンテナンスさえしっかりすれば、まだまだ現役で使えています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
この記事で紹介した選び方を参考に、ぜひ自分に合った暖房器具を見つけてください。
寒さ対策をしっかりすれば、冬キャンプはとても魅力的なアウトドア体験になりますよ。
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・公式ブログ
冬キャンプの暖房器具完全ガイド2025:極寒北海道の経験から厳選した最強おすすめ3選
・YouTube動画
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
ポロンノゆるっとキャンプ塾