イノシシなどの動物と普通に遭遇してしまうような、豊かな自然に気軽に足を運ぶことができる。少し意外と思われるかもしれませんが、これが大阪の魅力の1つだと私は考えています。生駒山には様々な登山道があり、この季節は大阪市のような街中では見られない生き物に触れ合うことができます。

生駒山にはたくさんのハイキングコースがありますが、ほとんどのコースが大変な獣道です。しかし、「らくらくセンターハウス」から始まる「らくらく登山コース」は、誰でも気軽に山の風景を楽しむことができます。

登山道を歩いていると、日頃街中では見ることができないセミが私をめがけて飛んできました。「ニイニイゼミ」でしょうか。大都会では見ることがない、珍しいセミと出会いました。辺りの音を聞いてみると、様々なセミの鳴き声が聴こえてきます。この日は早朝に訪れたので「ヒグラシ」の鳴き声が印象的でした。

木々に寄り添って、セミを観察することにしました。よく見かける「アブラゼミ」や「クマゼミ」もたくさん見かけましたが、それ以上に「ミンミンゼミ」や「ヒグラシ」を見かけることができました。子供の時、よくセミを取りに遊びに行ったなと、懐かしく思いながら観察していました。

セミ以外にもたくさんの生き物たちがいましたが、中でも「カマキリ」は印象的でした。セミを捕まえてお食事しているところも見られ、自然の豊かさを感じます。みんな必死で生きているんですね。「府民の森」は虫や植物の採取は禁止です。自然の昆虫館に来たみたいに、楽しんでみてください。この豊かな自然がこれからもずっと残っていくことを願っています。

府民の森　らくらくセンターハウス