今夜にも全国初となる台風等の特別警報発表か(沖縄)
【今夜にも全国初となる台風等に関する特別警報発表か】
7日午前、気象庁と沖縄気象台が会見を開きました。
沖縄に台風等を要因とする”大雨・暴風・高潮・波浪”の4つの特別警報が発表される可能性があります。
台風は8日(火)に”猛烈な勢力”となって沖縄本島や宮古島地方の周辺に最も接近する見込みで、今夜にも宮古島地方・沖縄本島地方に全国初となる台風等に関する特別警報が発表される可能性があります。
【特別警報とは】
”数十年に一度”の災害が予想される場合”に発表される新しい警報で去年8月から運用を開始しています。
(去年の9月、京都・福井・滋賀に”大雨”の特別警報が発表されました。)
台風の最接近時に予想される中心気圧は”910hPa”最大瞬間風速75m/s、最大風速は55m/sです。
台風等を要因とする特別警報の沖縄地方の指標は、中心気圧”910hPa以下”または最大風速60m/s以上です。
台風は今夜から明日朝には宮古島地方や本島地方を暴風域に巻き込みながら北上し最接近は8日朝から夕方頃にかけてを見込んでいます。
その後本州を縦断する予想も出ており警戒が必要です。
【過去に特別警報クラスに匹敵した台風・沖縄】
■最大風速 60.8m/s(1966年9月台風18号 第2宮古島台風コラ)
■最低気圧 908.1hPa(1959年9月台風14号 宮古島台風サラ)
■最低気圧 912hPa(2003年台風14号 宮古島の風力発電機が倒壊)
【夜に特別警報が出たら?】
気象庁は『命を守る行動を』呼び掛けています。
避難所へ移動が困難な場合は、特に夜の外出は危険です。
外出が危険な状態と判断をしたら家の中の安全な場所へとどまって下さい。
特別警報が出る前に身の安全を確保して下さい。