シリアへの関与を深めるイラクのシーア派
イラクのシーア派の武装組織がシリアへの介入を強めている。イギリスの『ガーディアン・ウィークリー』誌の2014年3月14日号が伝えるところによると、首都バグダッドの南160キロメートルに位置するシーア派の聖地ナジャフの墓地へと、シリアで殉教(戦死)した兵士の遺体が数多く送られて来ている。ナジャフにはシーア派の指導者の墓があり、その近くに埋葬されていれば、世の終末が訪れ神の審判を受ける際に、天国に入れるようにとりなしてもらえると信じられている。ナジャフだけでも既に500の遺体がシリアから無言の帰還をしたようだ。
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