【神戸市東灘区】 阪神本線で最も短い区間がさらに短くなる? 「住吉駅」の御影寄りに改札口が新設される
阪神電気鉄道株式会社が、兵庫県、神戸市の補助を受けて、住吉駅のバリアフリー化工事を実施することになったそうです。
現在、阪神本線で最も利用客が少ない駅が「住吉駅」。阪神本線で、エレベーターが設置されていなかった、最後の駅となっていたようです。
阪神電車 「住吉駅」バリアフリー化内容
場所:本線 住吉駅(神戸市東灘区住吉宮町5丁目1-1)
工事概要
・改札口の新設(増設)
・エレベーターの新設(新設改札口の構内)
・多機能トイレの新設(新設改札口の構内)
工事計画図で確認すると、エレベーターが新設されるのは、この辺りですね。
記事を書くにあたり調べてみると、「御影駅」と「住吉駅」は駅間の距離が500m。現在、阪神本線では最も短い区間。
確かに、御影は見えている。今より西に改札口が出来るということは、さらに2つの駅の間は短くなるの? そういえば、駅の距離ってどこから、どこまでのことなんだろう?
調べると、駅には中心と決められているところが、存在するんですね。
住吉駅で探してみると、ホームに「駅中心」って書かれているところがありました。
でも、この場所、阪神住吉駅のかなり東側。赤い丸をつけた辺りです。ここが中心? 素人目に考えると、駅の真ん中辺りが中心って思ちゃうんですが、何か決まりがあるんでしょうね。
公式はともかく、実際は新設された改札から御影までは、500mよりさらに短くなりそうです。
阪神電車 「住吉駅」は、1905年(明治38年)4月12日開業。阪神本線の開通と同時に駅の稼働が始まった歴史のある駅。
現在の駅舎は、1929年(昭和4年)完成。当時の形態を残しているとのこと。と、いうことは、この特徴的な丸窓は、最近、観光資源として推している阪神間モダニズムの一つといって良いのかも…。
阪神間モダニズム
1900年代から1930年代(特に大正期から昭和初期)にかけて「阪神間」で育まれた、近代的な芸術・文化・生活様式とその時代状況。
ちなみに、着工は今年度から。完成は、2025年度末頃を目指すとのことです。
【駅舎情報】
阪神電車「住吉駅」
神戸市東灘区住吉宮町5丁目1