九曜亭【会津若松市】会津武家屋敷 併設 御食事処 東山温泉入口 会津の郷土料理が食べられる会津三昧膳
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御食事処 九曜亭
会津武家屋敷(*1)に併設のお食事処。
入口は別々にあるので、九曜亭のみの利用も可です。
東山温泉の手前、片側2車線の道路の左側に大きな駐車場があり会津武家屋敷の案内が出ています。
会津武家屋敷(*1):会津藩の家老であった西郷頼母の邸宅を中心に、復元または移築された建造物が建ち並ぶ施設。
会津三昧膳
やってしまいました。
同じアングルで蓋を開けた写真がありません。
赤い椀は「こづゆ」。
会津の郷土料理の代表格。
「こづゆ」は、「こづゆ皿」と呼ばれる写真のような器で出されます。
一般には「手塩皿」と呼ばれる小さな浅い皿です。
こづゆ
「こづゆ」は、貝柱で出汁を取る、具沢山の汁物。
会津では冠婚葬祭など、人が集まるときに出されます。
(普段作るには、ちょっとお値段と手間が掛かり過ぎる)
会津藩の武家料理として広まりました。
蕎麦
現在の会津の蕎麦は、信州の伊那市にあった「高遠藩」(たかとお はん)から蕎麦職人や穀物屋が移り住んだ事から始まっています。
会津松平家藩祖 保科正之(ほしな まさゆき)は蕎麦好きで、元は高遠藩の藩主であった事から職人を連れてきたのです(松平家を名乗るのは3代目から)。
そんな歴史もあって、蕎麦は会津の郷土料理として欠かせません。
輪箱飯(わっぱめし)
会津らしい「山菜輪箱」でした。
魚介類の入った輪箱飯はご馳走ですが、山菜もこれだけ沢山入ると山の幸のご馳走です。
普段、食べられないものなので嬉しい。
ニシンの山椒漬け
会津は日本海からも太平洋からも遠い山の中。
江戸時代は新潟からの陸路で海の幸が入ってきていましたが、乾燥されたものばかり。
ニシンの乾物料理は郷土料理としていろいろあります。
「ニシンの山椒漬け」もその1つ。
会津には「ニシン鉢」と呼ばれるニシンの山椒漬け用の陶器もあります。
「ニシン鉢」はブリュッセル万国博覧会(1958年)でグランプリを受賞。
棒だら煮
「棒だら」は日持ちしないタラを流通させるために、乾燥させた保存食です。
「棒だら」はカチカチで、ニシンより戻すのが大変。
大抵は甘煮にするのですが・・・これは美味しい。
今まで食べてきたものは甘すぎるものが多かったのですが、この甘さは好み。
程よい食感も好感でした。
煮込みカツ丼
煮込みカツ丼は、店ごとに自分には甘かったり辛かったりするのですが、観光地にあるお食事処という事もあって(より万人向けの味付けという意味)、味の加減がちょうど良い。
カツは厚み・大きさがストレスのないサイズで量も十分。
揚げ具合も程よく、肉の食感、美味しさが味わえます。
つれあいの注文なのですが、いいものを選びました。
店内
テーブル席。
中庭作りの採光。
天窓で自然光です。御食事処 九曜亭 (会津武家屋敷) 店内
小上がりの部屋。
「予約席」となっています。
奥にも襖の閉じられた幾つかの部屋があるようでした。
店舗 外観 入口
会津武家屋敷の駐車場の中央が会津武家屋敷入口。
道路から右側(東山温泉側)に御食事処 九曜亭 の入口があります。
暖簾をくぐって中に入ると「御食事処 九曜亭 二階」とあります。
店舗は2階です。
左に階段があります。
入る前にメニューが確認できます。
【 御食事処 九曜亭 】
所在地:〒965-0813 福島県会津若松市東山町大字石山院内1−1
電話:0242-28-2525
営業時間:
【4~11月】8:30~17:00(最終退館17:30)
【12~3月】9:00~16:30(最終退館17:00)
(会津武家屋敷の営業時間案内)
公式ホームページ:御食事処 九曜亭
地図、ナビ用リンク (行き方/アクセス)
予約で「会津漆と武家のマリアージュ料理」が選べます。
(ホームページをご覧ください)
観光地にある食事処はなかなか足を運ばないのですが、お値段も手頃、内容充実でした。
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