【上野駅すぐ】名建築の中にある洋食レストラン「フォレスティーユ」でチーズケーキを食べてみた
上野駅から徒歩3分ほど、オペラやコンサートを開催される日本代表するホールを守る東京文化会館。
日本を代表する建築家である前川國男氏の代表的作品の1つなのですが、この厳かな建物の2階には「フォレスティーユ精養軒」という洋食レストランがあります。
「フォレスティーユ精養軒」は、同じく上野恩賜公園にあり、明治時代から著名人に愛されてきたレストラン「精養軒」の系列店でもあります。現在は、精養軒はフレンチで、フォレスティーユ精養軒は洋食のレストランとして営業しています。
簡単にいえばフォレスティーユは、名建築のなかで、日本に西洋料理の味を伝えてきた精養軒のスピリットを次ぐ、洋食をベースにした料理を楽しめるお店です。
さて「フォレスティーユ精養軒」に、ランチがてら訪問してみたのですが、なんとデザートメニューの1つにチーズケーキがありました。いただいてきましたので、紹介していきます。
フォレスティーユ精養軒のスフレタイプのチーズケーキ
まず「フォレスティーユ精養軒」でいただいたチーズケーキがこちらです。
値段は700円で、レストランのケーキとしては標準的なサイズです。タイプとしてはスフレチーズケーキで、トッピングにはホイップクリームとベリーです。
シンプルな見た目ではありますが、ほどよい焼色とシャープな佇まいに気品を感じます。
ふわふわとしっとり、2つの食感
まず口に入れて驚いたのが食感の良さです。
口にいれた瞬間はふわふわとした軽やかな印象なのですが、少し口を動かすと、口のなかで溶けて、しっとりとした質感も感じられるのです。ふわふわとしっとり、この二重奏が、このシンプルなチーズケーキには内包されています。
レモンの酸味と控えめな甘さのやさしい味わい
そんな魅力的な食感からは、爽やかなレモンの風味と、クリームチーズのコクが感じられます。
やわらかくてやさしい甘味のなかに、しっかりチーズのコクがあります。食べごたえがあるのですが、後味にレモンの酸味があるので、不思議と重たさは感じません。さっぱりした印象です。
絶妙なバランスで設計され、丁寧に作られていることがわかります。
このようなレモンの酸味を感じられるやさしい味のスフレチーズケーキは、老舗と呼ばれる洋菓子屋やレストランでよくみられます。
最近主流のとろとろ、濃厚系のチーズケーキとはタイプが違いますが、素材の良さと製法の工夫が感じられる、やさしい味わいの昔ながらのチーズケーキであるといえます。
日本における西洋料理の普及を語るうえで欠かせない精養軒のスピリットを受け継ぐ店の名に恥じない、クラシカルな美味しさのチーズケーキともいえるのではないでしょうか。
アクセスや公式サイトなどの補足情報
- お店:フォレスティーユ精養軒
- アクセス:上野駅から徒歩3分ほど
- エリア:東京都台東区上野公園東京文化会館
- 今回注文した商品:チーズケーキ(700円)
- 価格帯:料理の多くは2000円前後、スイーツメニューは1000円しない程度の価格帯
- 営業時間:11:00~17:00、または11:00~19:00(ホール公演日によって営業時間が変わるとのこと、詳しくは各店にお問い合わせ)
- フォレスティーユ精養軒の公式サイト
- Googleマップ
【補足】メニューは基本的には洋食です。私が訪問した時は、ハンバーグ、ステーキ、ミックスフライ(エビフライ、など)、ナポリタンなどの洋食がありました。
スイーツもいくつかあって、私が利用した時はチーズケーキ、りんごのケーキ、チョコレート、プリンアラモードがありました。