【菊池郡大津町】1月31日でまさかの閉店。動く水車を間近で見られる絶品米粉スイーツカフェ
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大津町の歴史を伝えるカフェ「ギャラリー&和カフェ水車物語」。今年に入り、突然の閉店を発表がされました。
え?!なぜ?!驚いたのはきっと私だけではないでしょう。
水車物語は、製粉工場だった建物をリノベーションし、店内に今でも動く水車のあるカフェ。町在住の方は一度は行ったことがあるのではないでしょうか。
ぎりぎりの滑り込みになってしまいましたが、閉店する前にお店を訪ねてきました。
お店の入り口は2つ。初めて道路側から入ってみました。
入って左側にはもみほぐしのリラクゼーションサロンもあります。
駐車場はお店の反対側に5台駐車可能。
廊下を進んだ先にはイートインスペースとギャラリースペースが広がります。
席は全部で12席。以前ギャラリースペースだった場所にソファ席ができ、落ち着きのあるおしゃれな雰囲気。
建物内は少しひんやり。石油ストーブもありますが、寒がりの人はレジ横の暖かい席を選ぶか、気持ち程度、着込んでいったほうが良いかもしれません。
備え付けのひざ掛けが暖かかったです。
見上げると大きく突き出した梁がいくつも複雑に組まれています。製粉工場の面影が随所に残っており、どこを見ても知的好奇心がくすぐられる店内。
水車は地下に降りる階段から自由に見学できます。
広い地下スペースには、水車物語誕生のきっかけになった小学生たちの手形や、昔使われていた道具などが展示されています。
そして直径3mの大きな水車。このように地下にあるものは珍しいのだそう。
熊本地震にも耐えたこの水車は、築約100年。そんなに経っているようには見えないくらいしっかりしていました。
今は上井手が止水時期のため動いていませんでしたが、暖かくなる時期にはまた勢い良く回る姿が見られるはずです。
かつて、木造水車は精米・製粉・精油などの動力源として活躍し、大津町の発展におおきく貢献しました。
水車物語誕生のきっかけは、当時見学に訪れた小学生の「回っている水車が見たい!」という言葉でした。
水車復活後も、水車大工が九州に一人だけという厳しい状況の中、時には自力で修繕をしながら、オープンから20年間、この木造水車を守ってきました。
もはや町を代表する文化財といえます。
31日の営業を最後に、現オーナーの引退に伴いカフェは閉店。そしてお店は今春4月頃、ランチを提供するレストランとしてリニューアルオープンする予定です。
地下水車は今後も残されるそう。
ほっとする気持ちと寂しい気持ちが入り混じりますが、お店の雰囲気は変わっても、また同じ場所から新しい物語が始まることを楽しみにしたいですね。
さて、最後に何を頼もうかしばらく悩み・・
選んだのは、おこめのけーきせっと 850円
3種類の中から、玄米タルトのチーズケーキと、飲み物はホットコーヒーを頼みました。
米粉スイーツもチーズも大好きな私にぴったりのメニュー。コーヒーは丁寧にサイフォン式で入れてくれます。
すっきりかつやわらかな味わい。落ち着く・・。
チーズケーキは上のチーズ部分に米粉が、タルト部分に玄米が使われています。
ちゃんとチーズの濃厚さがありつつ、ほどよい甘さで、一口ずつ大事に食べたくなる美味しさでした。
渡された木製の鍵はお会計の際、レジに持っていきます。かわいい。
カフェメニューはコーヒーやハーブティーなどのホットドリンクの他、和風のフロートなど冷たいドリンクも揃っています。
さらには大津町の銘菓「銅銭糖」とドリンクのセットや、
魅惑の栗ぜんざい、
スタッフさんおすすめの、白いりんごおしるこなど・・
もうどれも気になるし、多分ぜんぶ美味しい。
カフェは1月31日が最終営業日。営業時間は13〜17時まで。
ご都合の合う方はぜひ、足を運んでみてくださいね。
また31日は平日ですが、混雑が予想されます。なるべく乗り合わせでの来店や公共交通機関の利用をご検討ください。
また限られた人数で対応されているため、注文の際など待ち時間があります。
時間にゆとりを持った来店をおすすめします。
【ギャラリー&和カフェ 水車物語】
住所: 〒869-1235 熊本県菊池郡大津町室125
営業時間:13時~17時
定休日:月・火曜(最終営業日1月31日)
電話番号:096-285-7314