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【再訪したいお店】大阪・福島にある隠れ家すし屋で絶品のアテ・鮨・酒そしてエルメス

くろにゃんホテルとグルメのライター

大阪府大阪市福島区にある隠れ家のおすし屋さん「鮨 Urag(ウラグ)」へ訪問。アテ、鮨、お酒、ともに良かったのでご紹介します。エルメス好きな方も必見。

鮨 Urag(ウラグ)

マップに誘導されてお店の住所にたどり着きました。この感じ!よく見ると奥の壁に店名が。福島のお鮨屋さんって隠れ家チックなお店がよくあるのですが、こちらも到着難易度高めです。

コの字型のカウンター。すし下駄替わりのブルーのプレートが映えます。こちらエルメス。ほとんどの器がエルメスなのです。

乾杯のお酒は

最初のドリンクはグラスワインのテイスティングセット「飲み比べ3種類」にしました。その時のお店のおすすめワインがグラスで登場。シャンパン(ポメリー)、ロゼ(ドイツ・ロゼハウス)、白(フランス・シャブリ・ピノノワール)でした。シャンパンが飲みたかった!これうれしい。

大将おすすめコース

気の利いたアテからスタート

濃厚な毛蟹のほぐし身に、シャキシャキのきゅうり、出汁が効いてまろやかな酸味の生姜ジュレを合わせて菊花と蓼(タデ)を散らした小鉢。

鱧(ハモ)と賀茂茄子の温かいあんかけ。あんには鱧の子がちらしてあり、鱧の皮を揚げたものがアラレのように香ばしい。スダチと花穂紫蘇が香り、梅肉に見えたものはなんとドライトマトに塩を合わせたものだそう。言われないと気づかないレベルでした。万願寺、枝豆、長芋なども入っていました。

もうこの2品で「間違いなし!」と心の中でガッツポーズ。この後の展開に期待を膨らませました。

ガリは生姜とゴーヤの2種。こんな小皿もエルメスですよ。

お鮨のスタート

大阪の有名ホテルでも握っておられたベテラン大将によるお鮨がスタート。

1貫めはアオリイカ。包丁がきれいに入っています。塩とスダチの香りで。巣ありは赤酢。

次いで真鯛の昆布締め。昆布のうまみが入って美味。ぱらっとしたシャリの感じが好み。

手渡しでサバの押し寿司の海苔サンド。サバの脂がのっていておいしい~!

ビジュアルもステキですよね!

黒カンパチの焼き物。皮目がぱりっとして身はジューシー。レア感を残した火通りがちょうどよい。付け合わせは丸く整えた大根おろしとスダチ。モナカにのせたのは余市のあん肝。この時期にきれいなあん肝は少ないのだとか。上品な甘辛さで美味。

というわけでワインはそこそこに、日本酒をいただくことに。盃は木箱に入っていて好みの天満切子をチョイス。

おまかせにて日本酒は京都・伏見の「日日 山田錦」。やや辛口でふくよか。ガラスの徳利が涼し気でお猪口とのバランスもいいですよね?

この日のマグロはオーストラリア産!

こういったお鮨屋さんで国産以外のものをいただくのは超久しぶり。大阪では知名度抜群のまぐろ卸「寺本」扱いの天然みなみ鮪(まぐろ)108キロの個体。延縄(はえなわ・漁法)で捕れたものです。つややかな切り身を拝見。

赤身は軽いヅケにて。素直においしい!

トロは程よく熟成されやや厚め。醤油は薄めでシャリの味と合わせてさっぱりいただけました。塩味が必要最小限な感じも好み。

揚げ物もバッチリ

江戸前のクロムツの天ぷら。塩で。中がふわふわ。上手に揚げられていました。揚げたてを提供できるよう、カウンター内に揚げ物コーナーを移築されたそうです。

最高の甘海老!

北海道産の甘海老をミンチ状にしたものを海老醤油(開店以来の継ぎ足し)と磯昆布でまとめたもの。口の中でふわっと溶けてシャリと一体化しました。絶品。

北海道・仙鳳趾(せんぽうし)の牡蠣の春巻き。ジューシーでうまみが濃厚!

そして寿司ネタのなかでも大好きなアジが登場。島根の真鯵「どんちっちアジ」。夏場においても10%以上が脂肪だそうでとっても美味。

日本酒がすすみます。宮城の7つの酒造連盟「伊達(だて)セブン」の七夕ボトルを2種飲み比べました。彦星と織姫で、どちらかというと私は織姫の方が好きでした。

福岡のとうもろこし、ゴールドラッシュの天ぷら。とうもろこし大好き。蒸しあげてからカラッと揚げてあり、シャキシャキで甘い。衣のこの小麦粉ではない透明感。天ぷら専門店も顔負けのおいしさでした。

北海道・羽立(はだて)の生ムラサキウニをスプーン鮨で。うーん、さすがです。風味が良くて最高。

海老と蟹のだしから甲殻類のうまみたっぷり出た甘い味噌汁。

「鮨Urag」と焼き印の入った玉子焼き。意外なほどあっさりしていました。

まだお腹に入りますと欲張ってもう2貫。

ふかふかの煮穴子。

白ネギ入りのとろたく。スモールサイズ。手渡しです。

スダチの皮を振りかけた香の物。コマ割りの都合でお茶も先に掲載。

お鮨屋さんのデザートとしては過去最高かもしれない、ナイアガラ (白ぶどう)のシャーベット、ぶどうの粒入りジュレをのせたブランマンジェ。美味です~。フタつきのエルメスの器もステキ。

おわりに

12名までの個室。中はフレキシブルに区切れて4人、8人なども可能。
12名までの個室。中はフレキシブルに区切れて4人、8人なども可能。

いかがでしたか?またまた記事が長くなってしまいましたが、じっくり紹介させていただきました。大満足。また再訪したいお店です。

器はほぼエルメス。スカーフや蜂なども飾られていて目の保養もできました。
器はほぼエルメス。スカーフや蜂なども飾られていて目の保養もできました。

ランチコース、二番手さんによるコースなどもあり、予算に応じて楽しめます。イベントも開催されているようです。気になる方は公式インスタグラムでチェックしてみてください。

鮨 urag(スシ ウラグ)
大阪府大阪市北区大淀南2-7-4
06-6454-0022
昼 12:00~14:00(LO.13:30)
夜 17:00~、18:00~、19:00~、20:00~(L.O.21:00)
不定休
公式インスタグラム(外部リンク)

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ホテルとグルメのライター

東京・関西2拠点生活+旅。ホテルとグルメの情報を毎日掲載しています。ライブドアブログ(22年~、15,000記事~)、インスタグラム(5,700投稿~、フォロワー37,000人~)、食べログ(約16年、約4000件)、Googleローカルガイドレベル10、国内外のホテル・レストランを多数取材しています。

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