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【京都市】右京区「京の活動写真 下鴨映画祭」アーカイブ配信と時代劇スターが使ってきた小道具展

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都の鴨川の桜が終わりを告げる昨今ですが、古から多くの人に愛され続ける美しい川です。

鴨川の三角デルタがある先には、世界遺産『下鴨神社』があります。その『下鴨神社』に続く道に葵公園があります。

過去記事ご参照ください→『下鴨神社・葵公園』目玉のまっちゃん像

その葵公園には、人々に愛された「尾上松之助」氏の胸像が建立されています

目玉のまっちゃん」と呼ばれていた尾上松之助さん。

日本映画の発祥地である「京都」、映画が一大産業として定着した時代に大活躍をされた往年のスターです。

日本映画の父と呼ばれる「牧野省三」先生により、活動写真の俳優として最初に見出された日本初の映画スターである「尾上松之助」さん。

幼少から舞台に立ち、一座を率いて岡山市を中心に旅興行をしていた松之助さんは、牧野省三先生にその身軽いケレン(派手な演技)をかわれ、京都の横田商会撮影所に招かれ映画出演します。

明治から大正にかけて草創期の日本映画界を席巻し、”キレ”のある動作と独特の愛嬌で人気を博し、生涯1000本以上の映画に出演した大スターでした。

また社会福祉事業資金として多額の私財を京都府に寄附、40年にわたり恵まれない人々に尽くし「松之助出世長屋」の異名を持つ低所得者を対象にした小住宅20戸を建設されたりしました。

『京の活動写真 下鴨映画祭』では、松之助出演の無声映画3作品などを「ユーチューブ」で配信!

2023年3月26日に京都府立文化芸術会館にて開催された、活動写真弁士の皆さんと和洋合奏団による、京の活動写真『下鴨映画祭』のアーカイブ映像になります。

この葵公園から北には、たくさんの映画が制作された「松竹下加茂撮影所」がありました。今年は100周年の節目を迎えるとのこと、その記念イベントでもあります。

『松竹下加茂撮影所開所100周年記念』と『葵・公園設備改修工事完了記念』事業は、16日正午から23日午後11時まで下鴨映画祭公式ホームページで配信。

下鴨映画祭公式サイトhttps://shimogamoeigasai.com/へアクセスして、往年のスターさんたちの作品をご鑑賞下さい〜♪

①日活京都で撮影された『豪傑児雷也』(1921〈大正10〉年、牧野省三監督、尾上松之助主演)②この度発見された『落花の舞』(1925〈大正14〉年、池田富保監督、尾上松之助主演)の検閲カットされた場面約5分③当館で見つかって大きな話題になった『(実録)忠臣蔵』(1926〈大正15〉年、池田富保監督、尾上松之助主演)④松竹下加茂撮影所で撮影された『鳥辺山心中』(1928〈昭和3〉年、冬島泰三監督、林長二郎(後の長谷川一夫)主演)

これらの映画の中で活躍している小道具たちが、太秦にある老舗会社『高津商会』のものになります。

『高津商会』は、日本映画の父「牧野省三」先生とともに、日本映画の創世記からある小道具の会社。

今でも国内外のメジャーな映画だけでなく、ドラマやCM、バラエティ、ニュース番組のセットにある小道具から、祭り、イベントなどで小道具たちが大活躍♪

ゴールデンウィーク4月29日から5月7日には、高雄山の『神護寺』さんで、特別にこれら映画やドラマなどで実際に使用された小道具たちを実際に見て、触って、映えれるイベント「小道具と時代劇の世界」展が行われます♪

日本映画のロケ地としてもよく知られる「神護寺」さん。聖地巡礼で訪れる人も多いとか。

今回は、日本一の「高雄大曼荼羅」の特別展示と一緒に小道具たちもご覧いただけるというこの上ない、貴重な体験♪

こどもの日には、映画・ドラマで使われている甲冑を着れる特別体験もありますので、ぜひお誘い合わせの上、この特別な機会に往年のスターさんたちが大切に扱ってきた小道具たちをご体験ください♪

葵公園(鴨川公園)

尾上松之助(目玉のまっちゃん)像

所在地: 〒606-0801 京都市左京区下鴨宮河町

小道具と時代劇の世界

神護寺

住所;616-8292 京都市右京区梅ヶ畑高雄町5番地

tel;075-861-1769

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。フォトジャーナリスト、写真映像家、音楽・イベントプロデューサー、特殊ツアープロデュース・ガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。日本映画の発祥時より美術に携わってきた”ジャパニーズハリウッド”京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深め世界進出を夢見る毎日。

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