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渋野日向子プロも使っているグニャグニャシャフトってどんな効果があるの?

野村タケオイラストレーター・ライター

みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。

世の中にはいろんなゴルフ練習器具があります。

なかには正直、それって効果あるの?なんてのもあって、どれを使えばいいのか分からない。けっこう練習器具って高いから、買ってみて「失敗した〜」ってのは避けたいじゃないですか。

そう考えると、プロが実際に使っている練習器具を使うのが間違いないんじゃないかと思うわけです。

プロが使っていて話題になった練習器具といえば、渋野日向子プロが使っていたピンクのグニャグニャシャフトです!

フジクラコンポジット MCI PRACTICE IRON
フジクラコンポジット MCI PRACTICE IRON

これはフジクラコンポジットの「MCI PRACTICE IRON」(MCIプラクティスアイアン)というシャフトなのですが、とにかくグニャグニャ。

スイング改造をした現在も使用しているかどうかは知りませんが、全英女子オープンに勝った頃は毎日このグニャグニャシャフトが付いた8番アイアンでボールを打っていたそうです。

このシャフトで練習するといったいどういう効果があるのでしょうか?試してみることにしました!

渋野プロは8番アイアンでしたが、僕は7番アイアンに挿しました。このシャフト本当にグニャグニャ。軽くワッグルしただけでかなりシャフトがしなります。

こんなにしなります!
こんなにしなります!

さっそく打ってみましたが、インパクトでヘッドが来ない&フェースが開いてしまって右にスパーンって飛んでいきました。そりゃそうなるわな〜って思うわけですが、そうなっちゃうってことはスイングが悪いってことです。

逆に手先で無理にヘッドをターンさせてボールを捕まえようとすると、見事な引っ掛けボールが出ます。

僕の球が右に行ってしまった原因は手打ち&上体のツッコミでした。これは僕の悪い癖で、どうしても手でボールを打ちに行ってしまいます。とにかく手先でクラブをコントロールしようとすると、グニャグニャシャフトではまともに打てません。

上手く打つコツは、まずテンポよく振ること。打ち急ぎは絶対にダメ!トップからいきなり強くボールを叩くような動きにならないように、フィニッシュまでテンポよく振り切ることです。

手の力を抜いて体のターンで振ることもポイントですね。トップで少し間を置くような感じで切り返し、体の正面で振るイメージが良いと思います。

打ち急がないようにテンポよく振るのがポイント
打ち急がないようにテンポよく振るのがポイント

もうひとつ、このシャフトで練習すると、シャフトのしなりを感じやすくなります。シャフトがどうしなれば、ボールがどんな飛び方をするのか?どうしなれば飛距離が出やすいのか?ってのが分かってきます。

グニャグニャシャフトを振ってから自分のクラブを振ると、いままで感じたことのないくらい自分のクラブのシャフトがしなることを感じられるんですよ。

なので、練習のときにはグニャグニャシャフトで何発か打ってから、自分のクラブでも打つということをしてもいいかもしれませんね。ラウンド前の練習にも良さそうです。

僕が使っているシャフトは70gのものなのですが、102gのものあるようです。自分のシャフトの重量に合わせて選ぶのが良いんじゃないでしょうか。70gでも軽すぎることはないですけどね。

このシャフトをパターに挿して練習しているプロもいるらしいので、そういう使い方もアリかもしれません。

こういう練習器具って、即効性があるわけではないので、コツコツと続けることが大事!渋野プロも毎日このクラブを振り続けたそうですから、アマチュアの僕たちも真似しないとダメですね〜。

イラストレーター・ライター

ゴルフバカイラストレーターです。最近はイラストだけではなく、いろんなゴルフ関係の記事も書いております。YouTube「野村タケオのゴルフバカTV!」ブログ「野村タケオのゴルフバカな話」

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