雪前線が奄美大島に 子豚が凍死する寒さ 沖縄気象台が警戒を呼び掛け
【奄美大島まで雪前線が南下】
名瀬測候所によりますと、24日午後1時すぎ、奄美市の名瀬測候所で、1901年2月12日以来、115年ぶりに初雪を観測しましたと発表しました。沖縄気象台によりますと、24日午後5時までに雪の観測はありませんが沖縄地方には強い寒気に伴う低温について 沖縄気象台が警戒を呼び掛けています。
【寒さで沖縄の子豚が凍死するおそれ】
沖縄本島中南部と本島北部で最低気温は低いところで 4.5℃(国頭村・奥;午後5時過ぎ現在までのデータ)となり、日中もあまり気温が上がらず、平年よりかなり気温が低くなっています。気温の低い状態は 25 日にかけて続く見込みです。
“畜産関係では、体力の弱い子豚など小さな家畜等も凍死した例が過去に発 生していますので、これら家畜などに対する管理にも注意する必要があります。その他に、気温がかなり低くなるため、お年寄りやお子様など、体調面での健康 管理にも十分な配慮が必要となります。
また過去には沖縄地方で低温及び霜による災害が、昭和 38 年 1 月豪雪(気象庁命名) に伴う異常寒波時に発生しています。“(報道発表資料より抜粋・参考)
【沖縄で初の"低温注意報"】
24日、沖縄本島地方に"低温注意報"が発表され、異例の低温への注意を呼び掛けています。沖縄地方は、低温注意報の運用が開始された平成26年10月9日以来、初めての発表となりました。
【目撃情報相次ぐ】
沖縄地方では、昨日からの冷え込みにより「雪みたいなものが降ってきた」と、インターネットの動画投稿が相次いでいるようです。筆者自身沖縄本島北部であられのようなものが降ってくるのを2~3秒体験しました。
【沖縄県民の声】
異例の寒さに沖縄県民は「何をしても寒い」「暖房がない」「湯船に浸かってみたいがシャワーしかない」など、独特の寒さの表現をしています。
沖縄にはあす25日にかけて、雪が降るのでは?との関心が高まっているとともに、これだけの寒波がきていますので体調や農作物への管理に注意が必要です。