【京都市上京区】災害で電気・ガス・水道がストップを想定した防災クッキングでめちゃ役立つグッズを発見!
南海トラフ地震の可能性が指摘される中、堀川通を上がって北大路の手前にある天神公園で2024年9月28日に災害で電気・ガス・水道が供給がストップしたことを想定した際の防災グルメクッキングのワークショップが開かれました。防災意識の高まりを反映してかたくさんの親子連れが参加していました。
主催した吉田地図PRセンター(吉は土に口の環境依存文字につき置き換え)(外部リンク)の吉岡美樹さんは、「防災意識が高まっているなかで、地域になにか貢献できないかと企画した」と話します。この日のメニューは限られた資材、資源を活用しても調理できる「さばトマパスタ」と「チョコレート蒸しパン」というなかなかのグルメメニューです。
料理の指導は、西院で山小屋風の焼肉店として人気の焼肉ホルモン「シオミ」の塩見哲平代表が行われました。塩見代表は、キャンプが好きで、子どもたちなどのキャンプインストラクターもされています。早々に3テーブルに分かれて実際のクッキングに挑戦です。
水道水が使えないのでペットボトルの水を使用して鍋に水を注ぎますが貴重な資源のため少なめにします。ガスと電気の供給がないので、カセットコンロで湯を沸かします。冷蔵庫が使えないので、トマトソースもサバも缶詰、乾燥パスタを使用します。
普段の食品を少し多めに買い置きしておき、賞味期限を考えて古いものから消費し、消費した分を買い足すことで、常に一定量の食品が家庭で備蓄されている状態を保つための方法「ローリングストック」が重要なのだそう。
ここで、超便利グッズが登場しました。iwataniさんが発売していて、ドラッグストアーなどでも手軽に買える「アイラップ」です。通常のビニール袋は80度位で溶けてしまうそうですが、こちらは100度から110度まで大丈夫なので、湯銭に使えます。少ない水でも使用でき、アイラップごと皿に盛ると汚れず、鍋も洗う必要がないので災害時に欠かせないグッズなのだとか。
出来上がったパスタは「うわっアルデンテになっていて美味い」との感想も。蒸しパンも上手に膨らんで美味しい。砂糖を足せたらもっといけるかも。参加者らも「これは忙しい時の手抜き料理にもいいわあ」「いろんな制約の中でも意外とできた。みんなでノウハウシェアしたり、調味料分け合ったり、自然と支えあい。お腹も心も満たされました」と感想を述べあっていました。
みなさんもおうちでやってみてはいかがでしょうか!
天神公園(扇町公園)京都市上京区扇町723−3(このイベントは終了しています)