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【京都市】東山区 祇園で文政年間に開窯した楽焼窯元『和楽』作品が「バンヤンツリー・東山 京都」に!

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都祇園にて文政年間に開窯した楽焼窯元『和楽』。

江戸時代末期より続く窯元です。

京都にくる多くの観光客が訪れる「八坂神社」や「八坂の塔」からも近いところにあります。

楽焼の「和楽」はもともと「短冊家」といい、古くから「八坂神社」門前において門前茶屋を営んでいたそうです。

楽焼といえば茶道具が中心というイメージがあります。

お店の中に入ると、茶碗がまず出迎えてくれました。

赤楽、黒楽から、楽焼の低温焼成を活かした色鮮やかな絵付けが美しいです♪

江戸時代から鑑賞用に栽培されていた園芸品種の万年青(おもと)の鉢植えに使われる「万年青鉢」が好評で、「万年青鉢の短冊家」と呼ばれるほど評価が高かったという。

奥へと続く道は、京都の昔からある家によく見られる「ウナギの寝所」。

店主の誘いで奥へと導かれていきます。

そこでは窯場を公開したり体験ができるようになっています。

「海外での滞在経験から様々なお客さんの要望に応えたい」と話してくださいました。

5代目の時代、東郷平八郎元帥が店を訪れた際、「和楽」という名前を賜ってからは、屋号を「和楽」に改めたそうです。

楽焼専門のお店ならではの豊富な品揃えから、形や大きさ色など、リクエストにも応じた作品作りもされています。

海外のお客さんのためのワークショップなども行われています。

今年の干支である「龍」にまつわる作品もありました。

『高津商会』もお手伝いさせてもらっているラグジュアリーホテル「バンヤンツリー・東山 京都」の地下一階にある「ギャラリー」や、各階のデコレーション、またレストランでも使用されている「和楽」さんの作品。

東山の「祇園」からほど近い街なかで、薪を使って窯を焚いて制作している『和楽』の作品。

「楽茶碗」を身近に感じて欲しいという8代店主の川嵜基生さん。

ご家族で仲良く「バンヤンツリー」のギャラリー担当者も出迎えてくださいました。

温かいご家族の愛が、それぞれの作品に表れているようです♪

東山へお越しの際は是非、『和楽』で楽焼の体験と作品をご覧になってください〜

楽焼窯元 和楽
営業時間: 9:00 - 17:00
休業日: 不定休
【工房】営業時間:9:00 - 17:00
休業日:土曜、日曜、祝日、年末年始、お盆、GW など
工房見学は、工房営業日は随時可能
【店舗/工房 共通】
電話番号:050-7122-0325
〒605-0829 京都市東山区祇園下河原月見町24

「バンヤンツリー・東山 京都」
所在地:京都市東山区清閑寺霊山町7番

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。フォトジャーナリスト、写真映像家、音楽・イベントプロデューサー、特殊ツアープロデュース・ガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。日本映画の発祥時より美術に携わってきた”ジャパニーズハリウッド”京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深め世界進出を夢見る毎日。

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