福津市の宮地浜海岸にある「honu.cafe（ホヌカフェ）」は、海が見える広々としたおしゃれな店内で、ゆったりとランチやティータイムが楽しめる人気のカフェです。
「ホヌ」とはハワイ語でウミガメのことを言い、幸運を運んでくる「海の守り神」を示す言葉とのこと。
ウミガメが産卵に来る福津の海への“思いやりや愛”を、店名からも感じられる素敵なカフェで食事を楽しみました。

◇お店の外観

宮地嶽神社の参道を海に向かってまっすぐ進むと、宮地浜海水浴場の手前に一の鳥居があります。
その鳥居の右手、徒歩5分ほどのところにあるのが「honu.cafe（ホヌカフェ）」です。

店舗入り口の壁に店名になっている「ホヌ＝ウミガメ」のオブジェがあり印象的です。

◇ウェイティングスペース

店内に入ると色とりどりのスワッグで飾られたウェイティングスペースがあります。
メルヘンの世界に迷い込んだようなワクワクする場所では、待ち時間も楽しく過ごせそうです。

そして、ドアの向こうはマリンリゾートがひろがります。

◇店内の様子

いろいろなタイプの客席や、自然が楽しめるテラス席など、広い店内には自由がいっぱいです。

白を基調とした店内はみどり豊かで、フローリングの床が落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

大きな窓からは海を間近に感じられ、間仕切りのない広々とした空間は、ゆったりしていてどこまでもオシャレです。

それぞれの客席では、リラックスしながら満たされた時間を楽しんでいるようすが見て取れます。

◇個室でランチ

ランチタイムに訪問したため店内は満席。
忙しい時間帯にもかかわらず、こころよく取材に応じていただき個室に案内してもらいました。
本棚が引き戸になっていて、秘密基地のようなスペースです。

この部屋は予約をすればワークショップやミーティングに利用できるとのこと。

落ちついた雰囲気の小部屋は、明るくオープンな店内とはまたちがって、自分だけの時間が楽しめる空間です。

◇充実したラインナップのメニュー

人気のデザートメニューでティータイムを楽しむファンも多いようです。

11時から１9時半までのオールタイムメニューは、時刻を問わず各種料理が楽しめます。

料理の注文はスマホ対応で、QRコードを読み取ってオーダーしました。

◇オーダーは「大人のお子様ランチ」

オーダーしたのは「大人のお子様ランチ／スープ・サラダ付き（1,900円すべて税込み）」です。
「大人のお子様ランチ」というメニューのネーミングにひかれてオーダーを決めました。

最初に出されるスープは時々に応じて内容が変わるそうですが、今回いただいたのは、あざやかな色あいに食欲をそそられる「カボチャの冷製スープ」です。

ひんやりとした口触りが心地よく、カボチャの甘みを感じるおいしいスープでした。

プレートには色鮮やかな新鮮野菜がたっぷりと盛り付けられ、バターライスに乗せられた目玉焼きがボリューム感をアップさせています。

メインは、ふんわりジューシーなハンバーグ、厚みのあるチキンと大きなエビのフリットです。
2本の食べ応え満点の大エビはプリプリで、フリットのサクッとした衣がマッチしています。
フライドポテトや季節のフルーツも添えられた豪華なロコモコプレートは、お子様ランチのイメージからはかけ離れた、とてもボリューミーでぜいたくなものでした。

心身ともにすっかり満たされましたが、去りがたい気持からホットコーヒー（500円）をオーダー。
至福のひと時を心行くまで味わいました。

福津市役所には全国でも珍しい「うみがめ課」という部署があります。
昔からウミガメが福津の海岸に産卵に来ることから、ウミガメ保護条例ができ住民と行政が一体となってウミガメ保護に取り組んでいます。

「honu.cafe」のインスタグラムでこんな言葉を見つけました。

「ウミガメも訪れる美しい海辺に心から安らげる空間を作りたい」という思いがコンセプトのお店では、自然や地域への愛を感じます。
愛犬同伴での利用も可能な海が見える素敵なカフェで、身も心もリラックスしてみてはいかがでしょうか。