【和泉市】静かな佇まいの天台宗の古刹「松尾寺」を訪れてきました。
役行者(えんのぎょうじゃ)が修行し、如意輪観音像を安置したことに始まり、奈良時代に越前の泰澄大師が諸堂を整え中興したと伝えられる古刹「松尾寺」を訪れてきました。
松尾寺ホームページによると、重要文化財の孔雀経曼荼羅(くじゃくきょうまんだら)、現在最古といわれる役行者の画像や府下最古の真言八祖(しんごんはっそ)像など、多くの文化財を所有するお寺だそうです。
どっしりとした構えの門の向こうに木々の生い茂る様子が見られます。
荘厳な雰囲気の山門をくぐると、やがて大きく空が開けて立派な佇まいの本堂が見えてきます。
静かさの中に歴史を感じさせる美しい佇まいを見せています。
荘厳な造りの本堂の様子です。
本堂の向かい側には、釣鐘が木々に守られるように備えられています。
松尾寺は四季折々の美しい佇まいを見せてくれるお寺です。華やかな桜の頃、緑の木々に包まれる夏、一面に赤く染まった紅葉の頃、真っ白な雪景色の中と、来るたび違った美しさに感動します。
松尾寺参道近くの「松尾寺」バス停の横には、大阪府指定天然記念物「松尾寺のくす」があります。樹齢700年以上といわれる巨木で、しめ縄が掛けられています。
大きく空にそびえ立ち、豊かに枝や葉を広げる「松尾寺のくす」は、高さ38メートル、幹の回りは10メートルもあるそうで圧倒されるような力強さを感じます。
松尾寺
住所:和泉市松尾寺町2168
拝観料:無料