【宮崎市】愛らしい白い梅が花咲く、高岡の月知梅うめまつり。タイムトリップできる古い歴史も愛おしい2月
高岡町高浜の月知梅(げっちばい)公園は梅の季節の2月、愛らしい白い梅の花が咲き、私達を楽しませてくれています。国の天然記念物に指定されている高岡町の月知梅では、5年ぶりに「月知梅うめまつり」が2024年2月25日(日)まで開催されています。お天気にも恵まれ、週末には沢山の方々が訪れていました。
昭和10年12月24日に国指定天然記念物に認定された高岡の月知梅は、臥龍梅(がりゅうばい)とう種類の梅で、古い枝ぶりに特徴があります。月齢を感じさせますが、動きがあるその姿は力強く見えます。幹が横に傾き龍のように地をはう性質があると言われます。また、新富町の「湯之宮座論梅」と共に、九州の「三州三梅」の一つと言われています。
高岡の月知梅の歴史に触れますと、もともとはこの場所に存在した香積寺(こうじゃくじ)の前庭にあった一株の梅であり、当時は「香積梅」と呼ばれ親しまれてきたと。この月知梅の名は、延宝元年(1673年)第19代藩主である島津光久が「月知梅」と 命名したものです。当時から藩主や地名士が来観されたようですので、桜の名所としてもかなり古い歴史ですね。ちなみに、香積寺が創建される前はここにお堂があり、梅もその頃植えられたようです。1770年~1780年(安永、天明年間)までは1株でしたが、その後、株を増やし、繁殖したと伝えられています。
月知梅は、大淀川河畔沿いを下った住宅地の静かな場所にあります。
敷地内には、文化・学問の神様である月知梅天満宮があります。菅原道真の霊を祭った太宰府天満宮の分神です。合格祈願の絵馬もたくさん飾っていました。
可憐な白い梅の姿を写真におさめる方、楽しそうにお話ししながら眺める方々、ご夫婦、お腹にお子様のいらっしゃるご夫婦、お孫さんといっしょの方など、多くの方々が楽しまれていました。
可憐な八重の白い花。これまでもこれからも沢山の方々の心を癒し続けますね! 大切に守っていきたいですね。
物産販売などをされている日本赤十字・奉仕団・高岡分区のテントの側にはテーブルセットがあり、梅を観賞しながら一服できるようになっていました! 梅の咲き状況は「例年より早い感じがしますね」とおっしゃっていました。2月18日の「月知梅うめまつり」までもってくれるといいですね!
2月18日(日)に開催される月知梅うめまつりのイベントの詳細です。時間は、午前10:00〜午後3:00です。物産販売、地元農産物、加工品の販売、お茶、みかん、お菓子、うどん、おにぎり、綿菓子、手作り小物、花苗など。宮崎県シンボルキャラクターみやざき犬が出演します。
イベントスケジュールは下記になります。轟太鼓一座演奏、天ケ城保育園児、津軽三味線、ピアノ演奏、絆ライブステージ、たかふさ保育園児、ソーラン踊り、太鼓演奏、バルーンツイスター、てげてげトリオ歌謡ショー、みやざき犬ダンスパフォマンス、11:40前後にぜんざいの振る舞い(なくなり次第終了)閉会後の15:00にせんぐまきの予定です。※都合により、時間と出演順が変更になる場合があります。
春の訪れを感じさせるイベント期間を沢山の方々が楽しめますように! 是非、足を運んでみて下さい^ ^
高岡の月知梅
住所:〒880-2215 宮崎県宮崎市高岡町高浜