【京都市東山区】京都のど真ん中! おひとり様も来店する、老舗食堂「篠田屋」の名物絶品中華そば
昔、創業50年以上のお店でお話をお聞きしていたとき「老舗ですね〜」って言ったら、「京都では100年は超えないと……」と恐縮されていて「そうなのか!」と目からウロコがポロリンチョしたことがあります。もちろんいろんな考え方があるところではありますが、今回お伺いした「篠田屋」さんは1904年創業なので、私がお聞きしたお話の尺度でも、しっかりと「老舗」。そんな歴史あるお店の名物メニューをいただいて来ましたよ!
三条大橋から東へ少し行った北側、三条通り沿いにお店はあります。最寄り駅は京阪の三条駅、グーグルによると9番出口から出たら徒歩1分といったところでしょうか。屋根の上の看板は「篠田屋」、入り口にかかった暖簾は「しのだ屋」……。筋肉ルーレットならぬ贅肉ルーレットも「どっちなんだい!」と迷いましたが、今回は看板の「篠田屋」さんでいきたいと思います。
入り口前に写真付きのメニューがあるのは嬉しいポイント。メニュー名だけでは、どんなものかわからないことってありますもんね。この右上にさりげなく創業年が書かれていて、今回知ることができました。
そして入り口左手には、こちらの注意書きが。やはりこのご時世、相席はされていないとのこと。さらに注目は下の張り紙。今年は冷たいメニューの提供がないとのことなので、覚えておきましょう。
店内はこんな感じ。歴史あるお店が醸し出す、なんともいい雰囲気が漂っています。ランチタイムを外してたのですが、それでも次々とお客さんがやって来られてました。
壁に貼られていたメニューがこちら。定番のうどん、そば、そして各種丼類も充実しております。「きぬがさ丼」もいいなぁ〜。
メニューをもうひとつ。こちらどことなく選ばれし精鋭部隊の雰囲気。デラックス系メニューも気になりつつ、ここは名物の「中華そば」、そして「食べ切れる……でしょう!」と、もうひとつ「皿盛り」もお願いしました。
キターッ! この端正なルックス、どうでしょうか! 「中華そば」って検索したら、一番に画像が出てきそうな超正統派男前もしくは別嬪さん&おとっつぁん&おっかさんな一杯に仕上げられております。あ、ちなみに550円って価格も特筆モノ!
麺は少し細めでムチムチとした食感。そしてスープは鶏ガラベースでしょうか、 おいしさのなかにほんのり甘さを感じまして、少しだけ岡山県東部のご当地ラーメン「笠岡ラーメン」を思い出しました、なんとなくですけど。
チャーシューも惜しげなく何枚も入っております。薄めにスライスされていて、しっかりとした食感。噛むほど肉の旨味を感じる仕上がりです。
そして、こちらが「皿盛」750円。カツカレーのルーが、おうどん屋さんのカレーのようなあんかけになってまして、そのなかに牛肉や青ネギなどが浮かんでます。お味もスパイスというより、なつかしいカレー粉&お出汁のテイスト。そんな和の味わいにおいしさの厚みを加えるのが、しっかり揚がったカツ。ネット情報によるとラードで揚げられているそう。ワシワシと食べ進めて、中華そばとともにあっという間に完食しました。
三条大橋東へ少し、創業100年を超える「篠田屋」さん。書いたように、お昼時はしっかりと外したつもりだったんですが、それでもお客さんが途切れずやってくる人気ぶり。ちなみにやってきたメンバーは中年男性、若い女性、若い男性、若い女性二人組、年配女性二人組といった内容。「皿盛」のオーダー率が高かったですね。ちなみに私は次回、デラックス丼にチャレンジする予定です。ごちそうさまでした!
篠田屋
住所/京都市東山区三条通大橋東入大橋町11
営業時間/11:30〜
定休日/土曜