【旭川市】現在建設中の旭川市役所の新総合庁舎は、11月から業務を開始する予定です。
現在建設中の旭川市役所の新総合庁舎ですが、市の職員の話によると令和5年11月から業務を開始する予定であることが分かりました。また旭川市役所の新庁舎建設NEWS vol.11にも11月オープン予定とあり、新庁舎建設事業のスケジュールにも「令和5年11月の供用開始を予定」とありました。
令和2年4月に着工し、工期は41か月の予定です。新総合庁舎の外観もおおむね出来上がっており、ツイッターの「旭川総合庁舎 建替新築工事」の4月10日の情報では、8階の議場の床の施工が始まっているようです。
旭川市総合庁舎建替基本設計を見ると、鉄骨造りの地上9階、地下1階建てとなり、9階は展望フロアとなるとのことです。11月から新総合庁舎での業務は開始となり、現在の総合庁舎については、解体され駐車場になる予定とのことです。
現総合庁舎は、旭川にゆかりのある建築家佐藤武夫の設計であり、日本建築学会賞を受賞しています。1958年(昭和33年)より業務を開始し、現在に至るまで市民に親しまれてきました。現在の総合庁舎が見られるのは、いつまでか分かりません。思い出深い方も多いと思います。
現総合庁舎が閉鎖し取り壊されるまでに何かイベントなどあれば嬉しいですね。今のところその予定はないとのことですが、何か情報が入りましたらお知らせします。
現在、旭川市役所総合庁舎前一帯では、かつての庁舎や第七師団関係などの写真が貼られ、旭川の往年の歴史が振り返れるようになっており、またドローンでの工事の風景写真なども見られるようになっています。
1901年(明治34年)に、陸軍大臣児玉源太郎が旭川に来訪したときの写真です。1904年(明治37年)に勃発した日露戦争において、陸の英雄と呼ばれる児玉も、旭川に来訪していたのですね。写真を見て驚きました。
かつての旭川市役所の庁舎外観です。昭和30年代に撮影したもので、真ん中の星は旭川市徽章でしょうか。開拓のシンボル五稜星と似ていますよね。洋館の風情がありとても素敵な庁舎だったようです。
その他、第七師団の写真などかつてを偲ぶ写真もあります。旭川という街の歴史を知る参考になると思います。近くを通られたときには、ぜひご覧ください。
いつまで現在の総合庁舎が見られるかわかりません。そのため新総合庁舎と現在の総合庁舎が並んで見られるのは、とても貴重な期間になるかもしれません。青空がとても映える総合庁舎です。工事の案内の看板やパネルが外され、2つの総合庁舎の全貌が見えるようになりましたら、ぜひ庁舎を見比べに行ってみてください。
旭川市役所
〇総合庁舎
住所:北海道旭川市6条通9丁目
備考:現在の総合庁舎の向かって左隣に新総合庁舎を建築中です。