気軽さが魅力の『ボールペンイラスト』〜インクの種類と太さについてご紹介〜
ボールペンでイラストを描きたいと思っているけれど、
どんなボールペンを選べばいいかわからない、
そんなときの参考にしていただければと思います。
今回はボールペンの『インク』と『太さ』についてご紹介します。
「ボールペンイラスト」の魅力は画材が身近で、気軽にはじめられること。
手帳やメモなど、生活のちょっとしたところに活かせるイラスト技法です。
さらにボールペンを使うメリットとして
「裏うつりしにくい」「にじみにくい」「線が一定」というのもポイントではないかと思います。
これに影響しているボールペンのインクの種類を簡単にご紹介します。
ボールペンのインクの種類
「油性インク」「水性インク」「ゲルインク」
あとは、「消せるタイプのインク」があります。
それぞれのインクについて
イラストを描くには、
描きやすいかどうか、描きたいイラストの雰囲気にあっているかどうか、が重要です。
ではそれぞれのインクの特性についてご紹介します。
※ここでは特に「イラストを描く上で」の個人の意見を織り交ぜたものになります。個々の感じ方、筆圧や紙との相性なども影響してきますので、そのあたりは実際に確かめていただくのがよいと思います。
[油性インク]
- インクが少しねっとりしているタイプ。
- 耐水性で長期保存向き。(銀行、郵便局、受付などに置いてあることが多く、一般的に目にしやすい)
- インクの粘度を生かし、たっぷりインクを重ねて濃く描いたり、あえて擦れさせたり、の表現も可能。
[水性インク]
- インクがサラサラとしているタイプ。
- 他のインクに比べ、若干、にじみやすい。
- 描いたものを水で溶かし、水彩のような表現をすることも可能。
[ゲルインク]
- 油性と水性のいいとこどり、といわれる中間のタイプ。
- 発色がよく色数、太さ、種類も豊富なので幅広い表現が可能。
- 「ボールペンイラスト」を描く際に使用されることも多い。
[消せるタイプのインク]
- ラバー部分でこすると描いたものが消せるタイプ。
- 他のボールペンに比べややインクの色が薄いものも。
- 一回で描くのは少し不安だな、というときなどに便利。
- 消せることを生かした表現も工夫次第で可能。
ボールペンの太さ
もうひとつ、ボールペンを選ぶ際に線の「太さ」も関係してきます。
数字が小さいほど線が細くなり、大きいほど太くなります。
- 細い→ 小さいスペースに描きたいときや、ちょっとお洒落な雰囲気にしたいときなどに
- 太い→ 大きいスペースや、はっきり目立たせたいときなどに
0.5mmが中間くらいのサイズになります。
同じ0.5mmでも、油性はやや細く、水性やゲルインクはやや太く、感じます。
※0.5mm、というのはボールペンの中のボールの直径で、描いた線の太さを表しているといいう訳ではありません。
インクの種類、太さをなんとなく把握した上で、
表現したいイラストの雰囲気や描きやすさ、色の好み、などで決めるといいかと思います。
同じインクや太さでもメーカーにより粘度や色も変わりますので、一度試し描きをしてみるのをおすすめします。
ぜひぴったりのボールペンを見つけて、ボールペンイラストをお楽しみください。