【本日オープン】神戸のホテルにカウンターメインのライブ感あふれる新フレンチレストランが誕生
兵庫県神戸市中央区、ポートアイランドにある「神戸ポートピアホテル」の本館1階に、2024年12月21日(土)、フレンチレストラン「コントワール リュバン」がオープンしました。時代の潮流に合わせた新スタイルのレストランです。ぜひご注目ください。
コントワール リュバン
ホテル内にありながら木製の重厚な扉で閉ざされ、わくわくするような特別感があります。
店内に入ると最初に目に行くのがステージのようなフルオープンキッチンとそれを囲うように設置されたカウンター。
シェフが声をかけ、皆が「ウイ、シェフ!」と声をそろえて答えた時、「まるでドラマみたい!」と思いました。
レストランコンセプトは「食を通じた感動」。ステージのようなキッチンでシェフたちが料理を仕上げていく様子を間近に見て、音や香りを感じながら食事を楽しめます。
店名の由来と内装デザイン
店名「コントワール リュバン」の「コントワール」はカウンター、「リュバン」はリボンを意味しています。生産者と料理人、伝統的な調理法と斬新なアイデア、料理とワイン、スタッフとゲストなどのさまざまな”結びつき”や”融合”から名付けられました。
カウンター席は一段高くなっていて16席。天井にはリボン(リュバン)をモチーフにした躍動感のあるオブジェが掲げられています。
個室8席を合わせて20席のテーブル席には、イスにリボン飾りのついたチェアカバーがかけられています。壁にはリボンのアート。
低めの窓から外光と緑を取り入れていて、ナチュラルな色合いの内装、間接照明を使った温かみのある空間にほっと心が和みます。
兵庫・神戸ならではの食材を使ったメニュー
ランチコースは3,500円と5,500円、ディナーコースは10,000円。アラカルトメニューも楽しめます。
兵庫県内の指定農家から仕入れる野菜、兵庫県多可郡内で100日ほどの飼育で出荷される「播州(ばんしゅう)百日どり」、神戸市西区の髙尾牧場で生産されているオリジナルブランドの「神戸ポーク」などの地元の食材を積極的に使ったメニューが、こだわりの丹波焼などの器で供されます。
それではメニューの一部をご紹介します。
アミューズ
右は、「播州百日どり」「神戸ポーク」にフォアグラなどを合わせたパテクルート。フランス料理の技術を結集した逸品です。左は、チーズ入りの生地でポークリエットをはさんだもの。かわいらしい盛り付けにも心がおどるアミューズでした。
サーモンマリネ柚子の香り
兵庫・姫路の家島諸島で養殖されているブランドサーモンの「白鷺(しらさぎ)サーモン」を塩・砂糖・ウイキョウの香りでマリネして、レッドオニオンのピクルス、マスコ、ウイキョウのクリームソースなどを合わせ、仕上げに振り柚子をしたものです。
テーブルに運ばれてきたときに柚子がふわっと香ってうっとり。サーモンはクセもなく厚めでおいしい。まさに五感で楽しむお料理でした。
国産牛もも肉(イチボ)のタルタル タルトレット仕立て
国産黒毛和牛の希少部位であるイチボのタルタルとは豪華ですね。紅心大根やカブの葉などの野菜の天然色素を生かした3色のソースで鮮やかに演出されていました。(レセプションのため、実際のメニューとは盛り付けが異なります。)クルクルと巻いた野菜がリボンのようですね。
寒鰆(かんざわら)のミキュイ 岩津ねぎのデクリネゾン ジュソース
瀬戸内海でとれた旬の寒鰆はミキュイ(フランス料理の半生の調理法)でしっとりと仕上げられ、ソースは魚の出汁を煮詰めたものに麹を合わせたもの。
兵庫県朝来(あさご)市を代表する特産品で日本三大ねぎの一つと言われている「岩津ねぎ」の表面をあえて焦がして間接的にとろりと火入れして、ピューレ、細切りのフライと調理法を変えたねぎの味わいを鰆に重ねた逸品です!
フランス産小麦使用の自家製パン
フランス産の小麦と塩を使いレストランのために焼いたリュスティックと、卵とバターの風味にほっこりとする四角いブリオッシュ。どちらもふんわりとした食感にうっとり。おいしくて2つともおかわりしてしまいました。オリーブオイルとともに供されます。
クレームカラメル
デザートは平たくシンプルなクレームカラメル(プリン)。アニマルウェルフェアに基づいた飼育方法で平飼いにて生産された兵庫・高砂の「籠谷(かごや)」の有精卵を使い、卵黄のオレンジ色で濃厚にてなめらかな味わいでした。
※アニマルウェルフェア(動物福祉)は、“家畜であっても生きている限り不必要な痛みや苦しみを受けない権利がある”という理念。
ソムリエ厳選ワインは約60種の品ぞろえ
国内外のワインよりソムリエが厳選した約60種のワインを取り揃え、お料理との2、3種のペアリングも楽しめます。また、スパークリングワイン2種を含む、赤・白・オレンジワインなどの計10種がグラスで1,300円からいただけます。
CANTINE CAVIRO Romagna DOC Spumante
イタリア・エミリオ・ロマーニャ州産のプロセッコ。樽の香りがふわっと漂いフルーティーで深みもあり好みの味わい。
Henri bourgeois les baronne blanc
瀬川氏がフランスのロワールに赴いた際に感動したというシャルドネの白。グレープフルーツのようにフルーティーでほろ苦く、心地良くピリッとした感じは酸だそうでの見ごたえがありつつ優しく吸収されるようなワインでした。
そのほか、自家製ジンジャーエール、オレンジスカッシュ、エルダーフラワートニック、ジンジャービアなど、こだわりのノンアルコールドリンクもそろっています。
おわりに
いかがでしたか?神戸ポートピアホテルの新レストラン「コントワール リュバン」に行ってみたいと思われましたか?
フレンチとはいっても、歴代フレンチレストランの「アラン・シャペル」「トランティアン」に比べ、カジュアルに楽しめるレストランですので気軽に行ってみてください。
コントワール リュバン(Comptoir Ruban)
兵庫県神戸市中央区港島中町6-10-1
神戸ポートピアホテル 本館1階
078-303-5207(レストラン総合案内10:00~17:30)
ランチ11:30~14:30(L.O.14:00)
ディナー17:30(土日祝17:00)~21:30(L.O20:30、コースは20:00)
※2025年1月8日より毎週水曜日のディナータイムはアペリティフ営業(ドリンクとフレンチおつまみ)
※クリスマスや年末年始は特別営業につき公式ページにてご確認ください。
定休日:毎週月・火曜日(祝日の場合は営業し翌平日は休業)
公式ページ(外部リンク)
取材協力:神戸ポートピアホテル
※試食提供いただきました。本記事制作にあたってはガイドラインに基づき公平中立に制作しています。
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