サッカー界「2014年夏の移籍市場」、大物選手&日本人選手の移籍まとめ
大物選手の移籍が目立ったサッカー界の「2014年夏の移籍市場」。ここではビッグネームと日本人選手の移籍をまとめてみる。
【ビッグネーム】
ハビエル・エルナンデス(メキシコ代表)
/マンチェスター・U(イングランド)→レアル・マドリー(スペイン)
買い取りオプション付きのレンタル移籍でレアル・マドリーに加入。「ここに来ることができてうれしいし、受け入れてくれたクラブに感謝している。夢の一つが叶って、この場にいることがとても幸せなんだ。だから、チームのために練習してベストを尽くす」と抱負を語った。
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ハメス・ロドリゲス(コロンビア代表)
/モナコ(フランス)→レアル・マドリー(スペイン)
ワールドカップでの活躍を受け、6年の長期契約でレアル・マドリーに移籍。アトレティコ・マドリーとのスペイン・スーパーカップで移籍後公式戦初ゴールをマーク。
トニ・クロース(ドイツ代表)
/バイエルン(ドイツ)→レアル・マドリー(スペイン)
パウル・ブライトナー、ベルント・シュスターに続き、レアル・マドリーのドイツ人選手として3人目となる8番を担うことに。
ルイス・スアレス(ウルグアイ代表)
/リヴァプール(イングランド)→バルセロナ(スペイン)
『マルカ』の報道によれば、移籍金は8100万ユーロ(約111億円)。契約解除の違約金は2億ユーロ(約274億円)に設定された模様。ワールドカップでの“噛みつき”行為に伴う処分により、リーガでのバルサデビューは最短で10月のクラシコとなる予定。
トーマス・ベルメーレン(ベルギー代表)
/アーセナル(イングランド)→バルセロナ(スペイン)
5年契約でバルセロナに加入。バルセロナのベルギー人選手は、1960年代に在籍したフェルナンド・ゴイヴァーツ氏に次ぎ2人目。
マリオ・マンジュキッチ(クロアチア代表)
/バイエルン(ドイツ)→アトレティコ・マドリー(スペイン)
4年契約でアトレティコ・マドリーに加入。スペイン・スーパーカップでの決勝ゴールに続き、開幕節ではヘディングでリーガ初得点を奪い、勝利に貢献した。
アルバロ・ネグレド(スペイン代表)
/マンチェスター・シティ(イングランド)→バレンシア(スペイン)
ネグレド本人がマンチェスター・シティのマヌエル・ペジェグリーニ監督に退団を直訴し、移籍市場の閉幕直前に移籍が決定。1年間のレンタル移籍だが、バレンシアは今シーズン終了後の買い取りが義務付けられている。
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ギジェルモ・オチョア(メキシコ代表)
/アジャクシオ(フランス)→マラガ(スペイン)
ワールドカップでメキシコの躍進を支えた守護神が3年契約でマラガに加入。アジャクシオとの契約が満了となり退団したため、フリートランスファーでの移籍に。
フランク・ランパード(元イングランド代表)
/チェルシー(イングランド)→マンチェスター・C(イングランド)
チェルシーを退団し、ニューヨーク・シティ入団が決定したが、同クラブのMLS参戦が来年からとなるため、ニューヨーク・シティのオーナーグループのメインチームであるマンチェスター・シティに半年のレンタル移籍が決まった。
ジエゴ・コスタ(スペイン代表)
/アトレティコ(スペイン)→チェルシー(イングランド)
5年契約でチェルシーに移籍。BBCでは、移籍金が約3200万ポンド(約55億7000万円)と報じられた。「チェルシーで多くのトロフィーを勝ち取りたい」と抱負を語っている。
ディディエ・ドログバ(コートジボワール代表)
/ガラタサライ(トルコ)→チェルシー(イングランド)
クラブに史上初のチャンピオンズリーグ制覇をもたらした2012年以来のチェルシー復帰。「簡単な決断だった。ジョゼ(モウリーニョ監督)とチェルシーに『ノー』と言うわけにはいかない」と復帰の理由を語っている。
ロイク・レミ(フランス代表)
/QPR(イングランド)→チェルシー(イングランド)
ミランに移籍したトーレスの後釜候補としてチェルシーに加入。
セスク・ファブレガス(スペイン代表)
/バルセロナ(スペイン)→チェルシー(イングランド)
3年間のバルサでの挑戦を経て、イングランドに帰還。バルセロナでは151試合に出場し、42ゴールをマーク。6つのタイトルを獲得した。
マリオ・バロテッリ(イタリア代表)
/ミラン(イタリア)→リヴァプール(イングランド)
リヴァプールでの背番号45。加入直後に迎えた第3節のトッテナム戦でリヴァプールでのデビューを飾った。
アレクシス・サンチェス(チリ代表)
/バルセロナ(スペイン)→アーセナル(イングランド)
「アーセナル加入が決まってハッピーだ」と語った新戦力は、チャンピオンズリーグ・プレーオフのセカンドレグ(ベジクタシュ戦)で決勝点をマーク。アーセナルをチャンピオンズリーグ本戦へと導いた。
ダニー・ウェルベック(イングランド代表)
/マンチェスター・U(イングランド)→アーセナル(イングランド)
オリヴィエ・ジルーの長期離脱が決まったアーセナルに新戦力として加入。
ラダメル・ファルカオ(コロンビア代表)
/モナコ(フランス)→マンチェスター・U(イングランド)
移籍市場最終日にマンチェスター・ユナイテッドへの移籍が決定。レンタルでの加入だが、シーズン終了後の買い取りオプションがついている。
アンヘル・ディ・マリア(アルゼンチン代表)
/レアル・マドリー(スペイン)→マンチェスター・U(イングランド)
プレミアリーグ史上最高額の移籍金となる5970万ポンド(約102億9000万円)でマンチェスター・ユナイテッドに加入。「移籍金に関してはクラブ同士の話し合いで決まったことで、特に気にしていない。ユナイテッドのためにベストを尽くすだけ」と語っている。
ダレイ・ブリント(オランダ代表)
/アヤックス(オランダ)→マンチェスター・U(イングランド)
契約期間は4年で1年間の延長オプション付き。移籍金は1400万ポンド(約24億3000万円)発表されている。ブラジル・ワールドカップでオランダ代表を指揮していた、現マンチェスター・Uのルイス・ファン・ハール監督から信頼を得ていた。
マルコス・ロホ(アルゼンチン代表)
/スポルティング(ポルトガル)→マンチェスター・U(イングランド)
アルゼンチン代表の左サイドバックとしてワールドカップで存在感を示し、マンチェスター・ユナイテッドに加入。
サミュエル・エトー(カメルーン代表)
/チェルシー(イングランド)→エヴァートン(イングランド)
チェルシーとの契約が満了し、2年契約でエヴァートンに加入。「エヴァートンのプレースタイルにはとても感銘を受けた。このクラブならサッカーをするチャンスがあるとすぐに分かったよ」と本人の言葉。
ロメル・ルカク(ベルギー代表)
/チェルシー(イングランド)→エヴァートン(イングランド)
昨シーズン、期限付き移籍で加入でプレーしたエヴァートンに完全移籍。契約期間は5年で、移籍金はクラブ史上最高額の3500万ユーロ(約48億2000万円)。
リオ・ファーディナンド(元イングランド代表)
/マンチェスター・U(イングランド)→QPR(イングランド)
昨シーズン限りでマンチェスター・ユナイテッドとの契約が満了。恩師ハリー・レドナップに請われる形で移籍を決断した。
エステバン・カンビアッソ(元アルゼンチン代表)
/インテル(イタリア)→レスター(イングランド)
昇格組のレスターにフリートランスファーで加入。契約期間は1年。
パトリス・エヴラ(フランス代表)
/マンチェスター・U(イングランド)→ユヴェントス(イタリア)
2年契約でユヴェントスに加入。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、移籍金は120万ポンド(約2億円)とのこと。
ネマニャ・ヴィディッチ(セルビア)
/マンチェスターU(イングランド)→インテル(イタリア)
3月の段階で契約合意が発表されていたインテルの一員に。トリノとの開幕節でスタメンデビューを飾った。
ジェレミー・メネズ(フランス)
/パリSG(フランス)→ミラン(イタリア)
フィリッポ・インザーギ監督が獲得を熱望。ラツィオとの開幕節では、ステファン・エル・シャーラウィ、本田圭佑と3トップを形成した。
フェルナンド・トーレス(スペイン代表)
/チェルシー(イングランド)→ミラン(イタリア)
チェルシーとの契約が満了となる2年後までのレンタル移籍と、実質的な完全移籍の形でミランに加入。「ミランをチャンピオンズリーグの舞台に戻す」と意気込みを語った。
ディエゴ・ロペス(スペイン)
/レアル・マドリー(スペイン)→ミラン(イタリア)
4年契約でミランに加入。ラツィオとの開幕節でミランでの守護神デビューを飾った。
アシュリー・コール(元イングランド代表)
/チェルシー(イングランド)→ローマ(イタリア)
2年契約でローマに加入。リヴァプール、トッテナム、ミランなど、イングランド国内外のビッグクラブからオファーが届いていたが、ローマを選択した。
ハビエル・サビオラ(元アルゼンチン代表)
/オリンピアコス(ギリシャ)→ヴェローナ(イタリア)
リーベル・プレート、バルセロナ、レアル・マドリー、ベンフィカといった名門クラブでプレーしてきたサビオラがセリエAに挑戦。ルーカ・トーニとのコンビに注目が集まる。
ラファエル・マルケス(メキシコ代表)
/クラブ・レオン(メキシコ)→ヴェローナ(イタリア)
背番号はお馴染みの「4」番。「ヴェローナでの新たな挑戦に興奮している」とツイッターで意気込みを発信した。
ロベルト・レヴァンドフスキ(ポーランド代表)
/ドルトムント(ドイツ)→バイエルン(ドイツ)
ブンデスリーガ第2節のシャルケ戦でバイエルンでの初ゴールをマーク。
シャビ・アロンソ(スペイン代表)
/レアル・マドリー(スペイン)→バイエルン(ドイツ)
リヴァプール、レアル・マドリーでチャンピオンズリーグ優勝を成し遂げた実績を持ち、「この夢が実現することを願う」と話し、クラレンス・セードルフ氏に次いで史上2番目となる、3クラブでのチャンピオンズリーグ優勝に向け抱負を語った。
ペペ・レイナ(スペイン代表)
/リヴァプール(イングランド)→バイエルン(ドイツ)
9年間在籍したリヴァプールからドイツに新天地を求めた。リヴァプールでは公式戦285試合に出場。
サロモン・カルー(コートジボワール代表)
/リール(フランス)→ヘルタ・ベルリン(ドイツ)
細貝萌、原口元気が所属するヘルタ・ベルリンに3年契約で加入。
ダヴィド・ルイス(ブラジル代表)
/チェルシー(イングランド)→パリSG(フランス)
ブラジル代表でもセンターバックのコンビを組むチアーゴ・シウヴァとコンビを形成。
ジュリオ・セザール(ブラジル代表)
/QPR(イングランド)→ベンフィカ(ポルトガル)
ブラジル代表の守護神を務めたブラジル・ワールドカップ終了後、2年契約でベンフィカに加入。
ナニ(ポルトガル代表)
/マンチェスター・U(イングランド)→スポルティング・リスボン(ポルトガル)
マンチェスター・ユナイテッドのマルコス・ロホ獲得に伴い、古巣のスポルティングに復帰。
ジエゴ(元ブラジル代表)
/アトレティコ(スペイン)→フェネルバフチェ(トルコ)
ヴォルフスブルクとの契約を満了し、トルコに新天地を求めた。契約期間は3年。
エセキエル・ガライ(アルゼンチン代表)
/ベンフィカ(ポルトガル)→ゼニト(ロシア)
ワールドカップ前にゼニトへの加入が決定。契約期間は5年。ベンフィカの公式サイトではサポーターへの感謝の言葉をつづった。
ワルテル・サムエル(元アルゼンチン代表)
インテル(イタリア)→バーゼル(スイス)
昨シーズン後にインテルを退団し、バーゼルに加入。柿谷曜一朗のチームメートとなった。
エリック・アビダル(元フランス代表)
/モナコ(フランス)→オリンピアコス(ギリシャ)
モナコとの契約延長発表直後にオリンピアコスへの移籍が発表。オリンピアコスでの挑戦を選択した。
カカー(元ブラジル代表)
/ミラン(イタリア)→サンパウロ(ブラジル)
ミランを退団後、MLSに2015年度から参入するオーランド・シティへの移籍が決定。オーランド・シティでの背番号は「10」。MLS の開幕が来年となるため、2014年12月末までは古巣であるサンパウロへレンタル移籍中。
ロビーニョ(元ブラジル代表)
/ミラン(イタリア)→サントス(ブラジル)
2015年までのレンタル移籍で古巣サントスに復帰。「ここは僕の家。サッカーの世界に飛び込み、非常に居心地が良いと感じる場所なんだ。プレーでファンの愛情に応えたい。サントスをあるべき場所、つまり最も高いところへ連れていきたい」と抱負を語った。
フアン・ロマン・リケルメ(元アルゼンチン代表)
/ボカ・ジュニオルス(アルゼンチン)→アルヘンティノス・ジュニオルス(アルゼンチン2部)
2007年に復帰したボカとの契約が満了。延長を交渉していたが、合意に至らず、下部組織時代を過ごした古巣アルヘンティノスを新天地に選択した。
ダビド・ビジャ(スペイン代表)
/アトレティコ(スペイン)→メルボルン・シティ(オーストラリア)
ニューヨーク・シティへの移籍決定後、同クラブのMLS参入が2015年からとなるため、年内の短期間はオーストラリアでプレーすることになった。10月から12月までの短期レンタルで、メルボルン・シティの一員に。
アルベルト・ジラルディーノ(元イタリア代表)
/ジェノア(イタリア)→広州恒大(中国)
イタリアを離れ、マルチェロ・リッピ監督率いる広州恒大のメンバーに。
アレッサンドロ・デル・ピエロ(元イタリア代表)
/シドニーFC(オーストラリア)→デリー・ディナモス(インド)
去就が注目された中、「デリー・ディナモスの一員になり、インド・スーパーリーグの新アンバサダーとなったことを報告できることを嬉しく思う」と自身の公式ツイッターで発表。
ダヴィド・トレゼゲ(元フランス代表)
/リーベル・プレート(アルゼンチン)→プネ・シティ(インド)
ロベール・ピレス、フレドリック・ユングベリらに続き、大物ベテラン選手としてインドに新天地を求めた。
【日本人選手】
香川真司
/マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)→ドルトムント(ドイツ)
3シーズンぶりに古巣ドルトムントへ復帰。新背番号は「7」に決定した。復帰にあたり本人は「ドルトムントという素晴らしいチームと特別なファンのもとに戻れたことはがうれしい。ドルトムントは家族のような存在。僕のことを忘れずに迎え入れてくれたことを誇らしく思う」と語っている。
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柿谷曜一朗
/セレッソ大阪(日本)→バーゼル(スイス)
初の海外挑戦の地としてスイスを選択。4年契約でバーゼルに入団した。リーグ戦第7節、久保裕也が所属するヤングボーイズとの一戦で、リーグ戦2点目をマークするなど幸先良いスタートを切っている。
大迫勇也
/1860ミュンヘン(ドイツ2部)→ケルン(ドイツ)
1860ミュンヘンから長澤和輝所属のケルンに移籍。ブンデスリーガ第2節のシュトゥットガルト戦でブンデス1部初ゴールをマーク。
ハーフナー・マイク
/フィテッセ(オランダ)→コルトバ(スペイン)
開幕節のレアル・マドリー戦に1トップでスタメン出場し、リーガ・デビュー。チームは敗れたものの、前半終了間際に惜しいシュートを放つなど、シーズンのスタートからインパクトを残している。
長谷部誠
/ニュルンベルク(ドイツ2部)→フランクフルト(ドイツ)
ドイツでの8シーズン目にフランクフルトを選択。移籍を「サッカー選手としての決断」と語っている。第2節では古巣ヴォルフスブルクと対戦。ブンデス公式サイトのインタビューで「成長してるってのを見せたかった」と試合を振り返った。
清武弘嗣
/ニュルンベルク(ドイツ2部)→ハノーファー(ドイツ)
2018年6月30日までの4年契約で酒井宏樹の所属するハノーファーに加入。ハノーファーのダフナーSDは「清武はまだ24歳だし、未完成な選手だが、2シーズン、ブンデスリーガで結果を残し、日本代表チームにも継続的に選ばれている」とコメント。
原口元気
/浦和レッズ(日本)→ヘルタ(ドイツ)
DFBポカール1回戦のヴィクトリア・ケルン戦で1ゴール1アシストの活躍を見せると、開幕節のブレーメン戦では2得点に絡み、まずまずのブンデスデビューを果たした。
山田大記
ジュビロ磐田(日本)→カールスルーエ(ドイツ2部)
開幕節のウニオン・ベルリン戦でドイツデビュー。「チームとしての感じが自分としては今まで分かっていなかった。もちろんまだ1試合で、このチームが今年どのくらいの順位になって行くかっていうのは分かっていません。ただ、どういう風に試合を進めていくかっていうのは、何となくのイメージとしてはできたと思っています」とコメントした。
カールスルーエMF山田大記がリーグ戦デビュー「勝ちたかった」
田中順也
/柏レイソル(日本)→スポルティング・リスボン(ポルトガル)
5年契約でスポルティング・リスボンに移籍。第2節のアロウカ戦で途中出場からデビューを果たし、決勝点を演出した。
宮市亮
/アーセナル(イングランド)→トゥエンテ(オランダ)
移籍市場の最終日にトゥエンテへのレンタル移籍が決定。2011年にフェイエノールトにレンタルされてインパクトを残した宮市が、再びオランダで戦うことが決まっている。
秋吉泰佑
/ズビエズダ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)→シュトゥルム(オーストリア)
加地亮
/ガンバ大阪(日本)→チバスUSA(アメリカ)
7月のD.C.ユナイテッド戦でMLSデビュー。移籍会見では「1年でも長く、最低でも5年はアメリカでプレーしたい」と意気込みを語っている。