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テキスタイルデザイナー 鈴木マサルさんの「富山もよう」@ののあおやま【東京都】

Luna Subitowriter editor(東京都渋谷区)

都心とは思えないほど緑豊かな「ののあおやま」のまちあいとおみせで、マリメッコのデザインなどで知られるテキスタイルデザイナー 鈴木マサルさんが手掛ける「富山もよう」の全作品が一挙公開中です。好評につき 会期が2022年 5/15まで延長になったので,このチャンスにぜひ!

まいちあいとみせ
まいちあいとみせ

「富山もよう」とは、2014年に富山県の地方紙「北日本新聞」の130周年企画として始まったプロジェクト。立山連峰から北陸新幹線、越中富山の薬などなど 富山を象徴するモチーフを、人気テキスタイルデザイナーの鈴木マサルさんが大胆にヴィジュアル化し、「グッドデザイン・ベスト100」に選出されるなど、幅広い注目を集めています。

店内には北日本新聞に掲載された「とやまもよう」の紙面がずらり!
店内には北日本新聞に掲載された「とやまもよう」の紙面がずらり!

地方の魅力をヴィジュアルだけで伝えるって、実はかなり難しいことですよね。でも「富山もよう」には、ヴィジュアルだけで、即座に見る者の心を捉える力があります。

例えば、これは北陸新幹線をモチーフにしたデザイン。新幹線を覆うピンクのダイナミックな木立にわくわくします。

こちらは、富山の海の幸。日本海・北陸の磯の香りが、鈴木マサルさんの手にかかると、こんなにも北欧風の洒脱なデザインに!

そしてこちらは、富山県砺波市の名物チューリップ。花だけでなく、球根まで一緒に描く感覚は スティグ・リンドベリを彷彿する繊細さですね。

富山を代表する雷鳥も、こんな大胆ポップに!!

越中富山の薬売りで有名な薬も、こんなにチャーミングに!

そしてこちらは 富山名物 白エビ。筆者が知る限り、世界で一番お洒落な白エビかも。

さらに、絶景の立山連峰が、こんなクールなデザインに!

「まちあいとおみせ」では、「富山もよう」のデザインをプロダクト化したタオルやクリアファイル、マスキングテープなど、各種アイテムも多数販売しています。

筆者も鈴木マサルさんのプロダクトをいろいろ愛用していますが、カラフルかつダイナミンクなデザインなので、持っているだけでテンションが上がります。

「まちあいとおみせ」では、富山もようの新聞紙を使ったバッグを作るワークショップ(参加費500円)も開催しています。お時間のある方はぜひ。

ワークショップでは、3枚の富山もようの新聞紙を使ってバッグを制作します。選んだもようによって、バッグの外側・内側・持ち手のデザインが違ってきます。

新聞紙とはいえ、実際に触れるとなかなか頑丈。プレゼントのラッピングにもおすすめです
新聞紙とはいえ、実際に触れるとなかなか頑丈。プレゼントのラッピングにもおすすめです

まちあいとおみせ エントランス
まちあいとおみせ エントランス

「富山もよう」を観た後は、ののあおやまで森林浴を。
ののあおやまは、老朽化した都営住宅団地 青山北町アパートの建替えにより創出された複合施設。表参道と青山の中間に、こんなに緑溢れるスポットがあることにびっくりです。

ののあおやまに建つタワーマンションは隈研吾氏デザイン
ののあおやまに建つタワーマンションは隈研吾氏デザイン

GW中は岐阜県・郡上八幡の老舗『渡辺染物店』の伝統的なこいのぼりが ののあおやまにはためいていました。

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「富山もよう」(5/15まで延長)
期間:2022.04.16 - 05.15
場所:まちあいとおみせ(ののあおやま)
住所:東京都港区北青山3-4-3
アクセス:千代田・銀座・半蔵門線「表参道」駅A3出口より徒歩5分

writer editor(東京都渋谷区)

奥渋在住20余年。旅、アート、インテリア、ウエルネス、映画、猫など多様なメディアに携わる文筆家。

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