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スーパーチャージド「TESI H2」で名門ビモータがカワサキと手を組み大復活!|EICMA2019

佐川健太郎モーターサイクルジャーナリスト
BIMOTA TESI H2 撮影:佐川健太郎(以下写真すべて)

今回のEICMAである意味トップニュースに挙げられるのがカワサキとビモータのコラボモデル「TESI H2」の鮮烈デビューだろう。モデル名を見れば一目両全だが、カワサキが誇るH2シリーズのスーパーチャージドエンジンをビモータ製作のオリジナルフレームに搭載した混血マシンである。

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記者会見によると3年前から密かに進んでいたプロジェクトでカワサキの欧州子会社を通じてビモータの商標を取得。イタリアに新たな別会社を設立してビモータの名で共同開発を行うに至ったようだ。カワサキからはH2のパワーユニットと電子制御を含むメーターなどの電装系を提供、ビモータが車体とデザインを担当したという。詳しいスペックは未公開だがエンジンはH2そのもので、フレーム構造も不明だが、TESIを有名にしたセンターハブステアリングを前輪に採用しているのは確か。オーリンズ製リヤショックを2本並べてスイングアーム内側に配置するなど、ビモータらしい創意工夫が見られる。また、外装はフルカーボンでH2のパフォーマンスを象徴するような巨大なウイングレットが印象的。

発売時期や価格も明らかにされていないが、市販モデルとしてすでに世界中から予約注文が入っているらしい。2020年には発売か!?

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※原文より筆者自身が加筆修正しています。

出典:Motor-Fan BIKES

モーターサイクルジャーナリスト

63年東京生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、RECRUITグループ、販促コンサルタント会社を経て独立。趣味が高じてモータージャーナルの世界へ。編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら、「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。㈱モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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