【八王子市】噂の東京八王子蒸留所は、八王子市から世界に通用する、香り豊かなクラフトジンの製造所と判明
昨秋(2021年10月)にまだ発表段階ではないとのことで、外観のみお知らせしたトロンボーンマークが印象的な「東京八王子蒸溜所」
一体何を作るところなのか? レストランができるのか? など、前を通るたびに何か変化はないかチェックしていたのですが、ついに内部を見学することができました。
外からはこの大きなタンクが目に入ります。
東京八王子蒸溜所は「トーキョーハチオウジン」というクラフトジンを製造する蒸溜所だということが判明しました!
こちらは果実やお酒を入れるためのピカピカの貯蔵タンク。工場というより博物館のような美しさに、興味をかきたてられます。
この美しい機械がジンを作る心臓部、蒸溜機です。まるで磨き上げられた金管楽器のような美しさ。
聞けば今回案内してくださった東京八王子蒸溜所代表の中澤さんは、トロンボーン奏者としても著名で、「カラー・フィルハーモニック・オーケストラ」というアマチュアオーケストラの代表もされています。
東京八王子蒸溜所のシンボルマークのトロンボーンはここからきているのです。
ジンは穀物などをアルコールにし、そこにジュニパーベリー(セイヨウネズという苦みと甘みの混ざりあった風味を持つ針葉樹の果実)を基本に、ボタニカル(ジンの風味付けに使われる草根木皮のこと)を加えた蒸溜酒です。
中澤さんは、原料の選定から数百に及ぶ蒸溜・ブレンド・試飲を重ねて東京八王子蒸溜所のオリジナル「トーキョーハチオウジン」を生み出しました。
ジンは使用するボタニカルで個性を発揮するお酒です。素材の特徴を抽出する丁寧なつくりによって、東京八王子蒸溜所製造のクラフトジンならではの豊かな香りと味わいを表現しています。中澤さんは、香り立ちにこだわった蒸溜法により、個性豊かな繊細なジンを創りだすことに成功したのです。
蒸溜器のある工場の上には、試飲などができるスペースを設けています。
ハーブの香る爽やかなジンは、飲み方次第で色んな楽しみ方の出来るお酒です。ストレートで個性そのものを感じたり、ジンを使ったさまざまなカクテルなど試飲できたら楽しいですね。
2階の照明は特注のトロンボーンを模したもの。素敵な音楽とお酒は相性抜群!
2階にあるバーは商品発表や試飲会などに活用される予定だそうです。今後は一般の方への蒸溜所ツアーも検討していきたいとのこと。ぜひ参加してみたいですね。こんな素敵な空間で、出来立ての「トーキョーハチオウジン」のグラスを傾けることのできる日が早く来てほしい!
詳しくは東京八王子蒸溜所Instagramなどでお知らせするそうです。
東京八王子蒸溜所は株式会社大信の新規事業として立ち上げたものです。その始まりは、以前、代表の中澤さんが札幌に赴任していた時、個性的なクラフトジンに出会い衝撃を受けたことに端を発しました。味も購入方法も発表されてない、謎に包まれた「トーキョーハチオウジン」ですが、一番早く味をみることができるのは市内のバーテンダーさんのいる飲食店かもしれないというヒントを中澤さんからいただきました。
研究心旺盛な中澤さんはジンというお酒の魅力にはまり、これを地元八王子から世界に発信したいと、日本での研究だけでは飽き足らずアメリカのシカゴにまで留学し、知識と技術を学びました。物腰の柔らかな中澤さんですが、お話を聞くとジンと八王子愛に溢れ、行動力の凄さが伝わってきます。
東京八王子蒸溜所=TOKYO HACHIOUJI DISTILLERY。トロンボーンマークのジンが、八王子を日本を、そして世界中で話題になる日はもうすぐそこかもしれません。
八王子と銘打った「トーキョーハチオウジン」市民としても、ちょっと自慢したくなるお酒です。
日本でも地域特産品を使ったジンが多く誕生していますが、東京八王子蒸溜所ではあえて、伝統的なロンドンドライジン本来の味わいをより多くの方に楽しんでいただけることを目指し、商品開発に取り組んでいるそうです。
オリジナルブランドである「トーキョーハチオウジン」は、ロンドンドライジンに使用されるボタニカルを厳選し、原料も近年日本のクラフトジンで主流となっている焼酎ではなく、欧州から輸入したニュートラルコーンスピリッツを使用して、世界に通用する本格的なジンをつくり出しました。
今後、街の飲食店や酒屋さんなどで味わえそうな八王子の狭間駅近くで生まれたジン。楽しみですね。
トーキョーハチオウジンCLASSIC アルコール分:45%
○容量:500ml ○希望小売価格:4,000円(税込)
トーキョーハチオウジンELDER FLOWER アルコール分:40%
○容量:500ml ○希望小売価格:4,000円(税込)
【東京八王子蒸溜所】
住所: 〒193-0942 東京都八王子市椚田町1213−5