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【姫路市】地下水を薪沸かし。1962年から続く銭湯が「明和温泉-姫湯-」としてリニューアル。サ活も!

千姫文筆家・モデル(姫路市)

銭湯で日頃の疲れを洗い流して、リラックスするのはいかがかしら。スカイブルーに「ゆ」の文字。1962年創業、姫路市野里中町の「明和温泉」が約半年間休業した後の7月中旬に「明和温泉-姫湯-」として、リニューアルオープンしました。

老舗銭湯の復活物語

地下水を薪で沸かす湯が特徴の「明和温泉」は昨年末、釜に穴があき廃業の危機に。立ち上がったのが、現在の番頭で3代目の長井翼さん。新しい釜を設置し、看護師職を辞して曽祖父と父が守ってきた家業を継ぐことにしたのです。自身も各地の銭湯巡りが趣味になってきたころでタイミングも合いました。

翼さん
翼さん

リニューアルへ向けて、番台式からロビー式へ。千姫と同じように、番台を知らない人はロビーの冷蔵庫側面に番台時代の写真が掲示されているので確かめて。

オールディーズが流れるロビー
オールディーズが流れるロビー

天井部分には竹を施して吹き抜け風に。旅館のよう。
入って右が男湯、左が女湯です。

脱衣所の改修や浴槽・浴室壁の補修も。

翼さんは滋賀県大津市の「都湯」で1カ月間修業し、業務以外の精神論「お客さんに気持ちよく過ごしてもらえるのを第一に考え、『日々平穏、日々通常営業』の心持ちでいることの大切さ」も学んだと話します。

幅広い年齢層に愛される工夫が

かけ流しで、常に清潔な状態。主湯の隣はジェットバスです。

主湯とジェットバス
主湯とジェットバス

夏は42.5~42.9度、冬は43~44度に設定されているそう。
ちょうど翼さんの父の“釜じぃ”こと正敏さんが、釜へ薪を入れているところでした。

暑さ対策として一日3ℓの麦茶を飲んでいる正敏さん
暑さ対策として一日3ℓの麦茶を飲んでいる正敏さん

薪で焚いた湯は肌に触れるとやわらかい。体の芯まで温まるとされています。

「おし」「もみ」「たたき」「ソフト」のリズムを繰り返す電気風呂は「ビリビリしますよ」と事前に説明を受けたにもかかわらず、手をつけて「おおっ、効く~」と雄たけびをあげた千姫です。

日替わりの薬湯は「バラ」でした。

薬湯
薬湯

サウナと水風呂で「サ活」もできる。

スチームサウナ
スチームサウナ

水風呂
水風呂

ボディソープ、シャンプー、コンディショナー、ドライヤーは無料で使用可。

締めくくりはロビーでドリンクを飲んだり、グッズを見たりして、一休み。
凍る寸前まで冷やすドリンク、トートバッグやTシャツなどオリジナルグッズの展開に「都湯」イズムが。

一番人気の「フルーツ」
一番人気の「フルーツ」

グッズには「姫湯」のロゴが記されています。姫路の銭湯を表すとともに幅広い世代に愛されるようにとの思いを込めて。

タオル(800円)、ライター(250円)、トートバッグ(1300円)
タオル(800円)、ライター(250円)、トートバッグ(1300円)

ステッカー(250円)
ステッカー(250円)

いい湯が復活したね。あははん。

明和温泉-姫湯-
兵庫県姫路市野里中町6-43
電話番号:080-6080-1755
営業時間:15:00~24:00
定休日:木曜
入浴料:中学生以上490円 / 小学生180円 / 乳幼児80円
駐車場:あり

文筆家・モデル(姫路市)

大好きな姫路のまちを、さらに元気に―。その一心で執筆をしています。千姫自身の率直な感想と取材で得たこぼれ話などを通して「ここに行きたい!」と心が動く場所を紹介していきます。元新聞記者、モデルとしてはファッションショー・ヘアショーに出演。 Yahoo!ニュースエキスパート2023年10月、11月、2024年3月 地域クリエイターMVA受賞

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