50歳。この歳から子育ては考えていません。年齢の近い人とお見合いしたい~おみおじリポート(88)~
自信満々な人よりも謎のコンプレックスを持っている人のほうが魅力的
※2022年1月28日追記。大塚さんはオネット活動開始から半年が経過し、自動退会となりました。残念ながらオネットでは良き縁をご紹介できることはできませんでしたが、彼の幸せを祈りつつ見送りたいと思います。
こんにちは。大宮です。自分の周囲にいる独身男女の婚活を前のめりで支援する「お見合いおじさん活動(略称:おみおじ)」を婚活パーソナルトレーナーのマチコ先生と一緒に推進しています。僕の読者(この記事を読んでいるあなたも該当します)で「そろそろ結婚したい」という人をオネット(大宮ネットワーク)にお迎えし、良縁を結ぶことをお手伝い中です。本連載ではその活動の一端をレポートしています。オネット会員の種類(受けor攻め)と募集についてはこちらをご覧ください。
いわゆるエリートで清潔感もある穏やかな性格で結婚を希望しているのに独身のまま。特に男性の場合は「何かあるはず」と原因を探りたくなります。海外経験も豊富なエンジニアである大塚和也さん(仮名、50歳)にはわかりにくいようでわかりやすい理由があります。プライベートでの人間関係を構築することへの自信のなさがあり、それが口癖のようになっていることです。
「過去に結婚相談所2か所に入会して活動したこともありました。でも、当時はいろいろ条件を設けていたのでマッチングが難しく、お見合いして仮交際ができても立ち消えになってばかり。何度会っても関係性を深めることができませんでした。私はとっつきが良くないので『面白くない』と思われてしまったのでしょうか……」
僕は自信満々でポジティブすぎる人よりも大塚さんのような謎のコンプレックスを持っている人のほうが好きです。哀愁や人間臭さを感じます。
10年ぶりに婚活を再開する気になったという大塚さん。その場としてオネットを選んでくれたことが嬉しいです。大塚さんへアドバイスをする前に、彼の経歴や暮らしぶりを紹介します。
世界中の産業や生活に役立てる仕事。危険はあるけれど、怖さを興味が上回る
世界のあちこちで工場建設に携わっている大塚さん。大学院を出てからずっと同じ会社で働いているそうです。
「世界中の人たちの産業や生活に役立てる仕事です。プライベートでも海外旅行好きなので海外出張は苦になりません。ヨーロッパやアメリカにも赴きますが、アフリカや中東、アジアなどの発展途上地域に赴くことが多いので危険はあります。でも、特に若い頃は興味が恐怖をはるかに上回っていました」
コロナ禍で出張できない現在は、社内の業務改革プロジェクトに携わっているという大塚さん。仕事に関しては健全な自信を育んできたようです。英語は「流暢なほうではない」と謙遜しつつも仕事にも日常生活にも支障はないとのこと。国際派のエンジニア、ですね!
「プライベートの旅先としてはへき地ではなく便利な都会に行くことが多いです。寒いところは苦手なのでヨーロッパよりアジアが好きですね。最近は旅行中もお米が食べたくなるので、パン食ではなく米食の国によく行きます」
家族との距離感。すごく離れていても困るけれど、近すぎる関係にも違和感がある
海外志向のアクティブな人物のように感じる大塚さんですが、「昭和時代の物事探究」などのいい意味でオタク気味な傾向もあります。基本的にマイペースで一人でいることが好きな性格なのでしょう。
「私は両親やきょうだいともやや疎遠で、人との距離を置いたほうが落ち着きます。すごく離れていても困るけれど、近すぎる関係にも違和感があります。今まで一人で旅をしたり音楽を楽しんだりしてきました」
学生時代から気ままな一人暮らしを満喫してきた大塚さん。いつの間にか50歳になり、「これから先の人生、一人で生きていくよりも心を許せるパートナーがそばにいてくれたら」としみじみ感じることが多くなったと率直に明かします。
「年齢的に厳しいことは重々承知していますが、今回思い切ってオネットに参加させていただきました。私はこれから子育てをすることは考えていないので、お見合い相手には私と年齢が近い方が良いかなと思います。学歴は近い方のほうが話は合いやすいかと思いますが、身長や年収に関する条件はありません」
大学院卒となるとさすがに限られてしまうので、4年制大学卒以上の40代から50代半ばの独身女性との結婚を希望、ということでいいですよね。海外旅行や音楽鑑賞が好きな女性とならば「共通点があって会話が成り立つ」と大塚さんは考えているようです。この点に関しては後ほどマチコ先生がコメントします。
リアクションの改善、性格の相性の見極め、カウンセラーのフル活用
「結婚相談所で婚活していたときも会話が楽しい方と何度か会うことができたのですが、真剣交際に進むことを断わられてしまいました。私も仮交際をしてお断りしたことがあるのでお互い様だとは思うのですが、振られるといちいち気にしてしまうタイプでもあります……。10年ぶりの婚活ですが、大宮さんとマチコ先生のアドバイスをしっかり聞いて前向きに活動したいと思っています」
自信はなさそうに婚活再開の決意を述べてくれる大塚さん。マチコ先生が3つの指針を提示しました。1つ目は、会話する際は笑顔やうなずきなどのリアクションを大事にして、相手の心のハードルを下げること。
「経歴も中身も素晴らしい大塚さんですが、自覚されているようにとっつきにくい印象です。結婚してから信頼関係が深まったら気をつかい過ぎる必要はありませんが、婚活に限っては意識的に愛想良く振る舞ってください。自分のほうからも会話を楽しくする努力をするのです」
2つ目の指針は、共通点がなくても違いを面白がる余裕を持つこと。趣味は結婚してからも一人で楽しむことはできます。
「大事なのは趣味の一致などではなくて性格の相性です。心を許して一緒に生活できる人を探しましょう」
確かに、先日結婚を果たした元オネット会員の中島健太郎さんと貴美子さんには仕事でもプライベートでも共通点はほぼありません。でも、お互いに尊敬し合い、今ではすっかりお似合い夫婦になっています。
そして3つ目。お見合いや仮交際(お互いに他の人ともお見合いやデートをしている状態)を繰り返してしまい、結婚を視野に入れた「真剣交際」に進めないという問題。この点に関しては「カウンセラーと密に連絡を取って、伴走してもらう」に尽きます。オネットの場合はマチコ先生ですね。お見合いを申し込んでくれた攻めオネット会員ともマチコ先生は直に連絡が取れるので、彼女を活用しない手はありません。
リアクションの改善、趣味の一致ではなく性格の相性、カウンセラー(仲人)のフル活用。この3つを念頭に置いて活動すれば、大塚さんはきっと良き女性との結婚ができます。半年間、一緒に頑張りましょう!
※文中の受けオネット会員は仮名です。大塚さんの詳細プロフィールやマチコ先生と大宮による超実践的婚活アドバイス(ヤフーの有料記事です)を読みたい方(=攻めオネット会員になりたい方)はこちらをご覧ください。