【倶知安町】自家製天然酵母ぐずぐず/気になるパンがいっぱい!箱入り酵母と野生酵母のデュエット!
みなさまこんにちは、ニセコのブレッドライター伊達千歳です。
ニセコエリアには個性的なパン屋さんがいっぱい、車さえあればあっちこっちのパンをよりどりみどり。
お店ごとにこだわりぬいた味がパンに反映されていて、それらを日常的に味わうことができる私はなんてラッキーなニセコエリアン。
前日に購入し、翌日の職場のお昼ご飯に持参することもよくあります。
本日は、こだわりのある美味しいパン屋さんのご紹介です。
【倶知安町】自家製天然酵母ぐずぐず/酵母にこだわるパン屋さん
比羅夫エリア手前にある、地元民にも観光客にも人気のあるレストランエリア。
お蕎麦屋さんの隣に、小ぢんまりとした三角屋根の建物があります。
こちらは「自家製天然酵母ぐずぐず」という、地元民に人気のパン屋さん。
道路際に「 →こっちだよ 」と可愛いサインがでてますので、見落とさないでくださいね。
「ぐずぐず」のパンは添加物なし!
ソフト系のパンと、ハード系パンがバランスよく店頭に並び、アクティヴに遊んだあとのお土産や、ドライブ途中におすすめです。
雪が融けると札幌方面から日帰り観光客が多くなるので、地元民はどうしても間隙をついてのヒット&ラン的な行動様式になります。
このお店の一番のポイントはパン酵母。
このパン屋さんは、大事に大事に育てている箱入り娘の自家製「ぐずぐずオリジナル酵母」と、野生種の「白神こだま酵母」の2種類を使い分けています。
「白神こだま酵母」とは、1997年に世界遺産・白神山地の腐葉土から発見されたワイルド酵母。
発酵力が強く、短時間で焼き上げることができ、しっとりとした甘みがあるのが特徴。
どちらのパンもこだわりにこだわりぬいた、酵母の生命力をダイレクトに感じることができます。
【倶知安町】自家製天然酵母ぐずぐず/まずは塩バターパン、やっぱり塩バターパン、そしていつもの塩バターパン
白神こだま酵母を使用しているのは、食パンと菓子パンといったソフト系パン。
自家製天然酵母を使用しているのはダブルレーズン、ブルーベリーやクランベリー、いちぢく、バケット、ソーセージ等を使った全粒粉のパンです。
「酵母なんてそんなに大事なの?」もしくは「酵母の存在感を感じたい気分」と思ったら吉日、そんな時はプレーンな「塩バターパン(150円)」を絶対おすすめします。
お手頃感もさることながら、シンプルな塩味とバター味に裏打ちされた「酵母の甘み」そのものがダイレクトに味わえます。
酵母の生命力が舌の上で渦を巻き、パン酵母がパンを作る上でどれほど大事なのかかがわかります。ほんと幸せ。
ぐずぐずオリジナル酵母が使われているのは、堅めのハード系パン。
たいへん噛み応えがあり、噛めば噛むほどパンの美味しさが口の中に広がるタイプ。
私がこのお店で好きなのは「ハード系」なので、ぐずぐずオリジナル酵母を使った方のパンになると思います。
あごの力を使って力いっぱいわしわし噛むので、「食べたー!」「健康ー!」をダイレクトに感じることができる珍しいタイプのパンであると私は認識しており、たいへん重宝しています。
今回写真は掲載できなかったのですが、ベーコンエピパンという堅めのパンがあるのですが、これがまた絶品。
写真がないのは、美味しすぎて車の中で食べてしまって、いつもパンを家まで持ち帰れないからです(すみません)。
菓子パン類も充実していて、カロリーを気にしつつもいつも購入。
特に右側の洋ナシフルーツタルトは、焼き色のブラウンが渋くて見た目がたいへん美しいので、お遣い物にも使うことがあります。
甘いパンも好きですが、このお店の真骨頂は、やはり甘味に邪魔されず、塩、バター、そして酵母をシンプルに味わえる種類のパンだと思っています。
【ニセコ】自家製天然酵母ぐずぐず/イートインスペース、キッズコーナーあります
イートインスペースもあり、フレンチトーストやサンドイッチがいただけます。
夏はオープンテラスもあるので、屋外でカフェできます!
ちょっとご注意なのは駐車場は併設の蕎麦屋さんと共有で、お昼時はとても混むこと。
混雑時を避けて午後に行くと、売り切れてしまってパンの種類はかなり減っていることも珍しくありません。
向かいのコンビニに車を止めて、一人がコンビニに寄っている間にもう一人がこちらのパン屋さんに走ってテイクアウトするのが賢い買い方だと思います。
そして不定休なので、開店情報はインスタグラムをご確認ください。
ニセコに来たら、こちらのパンを一度は味わってくださいね!