夏の暑さから愛犬を守ろう!
毎日暑いですね。夏は、人にとっても犬にとっても厳しい季節です。
今年、2024年も猛暑が予想されているそうです。ちょっとげんなりしてしまいますね。
ただ、そうはいっても、何とか安全に少しでも安心して過ごせるように、この記事では「夏の」犬とのくらしで気を付けておきたいことをお知らせいたします。ぜひ最後までご覧ください。
最初に、一番気を付けておきたい「熱中症」についてお話しします。
犬にとって、熱中症はとても怖い、恐ろしいものになります。熱中症になってしまうと、生存率が50%しかないと言われていますね。
かかってしまうとたった15分で亡くなってしまうというとても怖い病気です。
もし、命が助かった場合でも、高体温による影響で臓器が機能不全になってしまって重篤な後遺症が残ることもあります。
ですので、熱中症のような症状が少しでも見られた場合には、出来る限り早い対応をする必要があります。暑さへの正しい知識を持って、愛犬の命を守っていきましょう。
熱中症にかからないために気を付けておきたい点がいくつかあります。
まず、日の当たる室内・車の中はかなり危険度が高いです。
特に日の当たる場所に留めていた車内の温度は、10分で10度以上温度が上昇するといわれています。
「ちょっとの間だから。」「今日はそんなに暑くないから。」と車の中に愛犬を残すと、大切な愛犬の命を無くすことになります。
車に乗せる際も一緒です。車内を十分に冷やしてから愛犬を乗せるようにしてください。
特に、運転席の暑さがましになっていても、犬が乗る後部座席などの温度が高いままの場合もあります。犬が乗る場所の温度を必ず確認して出かけるようにしてください。
それから、犬の健康時の体温は38度~39度ですが、運動をしたり高温多湿な環境にいるとすぐに体温は上昇します。
体温が2度上昇すると、熱中症のサインと言われていますので、愛犬の正常時の体温について、体温計で測る。というよりも、手で触って把握しておくとよいかと思います。
お腹や背中、お尻などをタッチして、普段は大体こんな熱さ。っていうのを知っておくと良いですね。そして、いつもより高く感じた時にはすぐに体を冷やすようにして、獣医さんに見てもらうことをおすすめします。
昼間の暑い時間に散歩に行かないことはもちろんですが、犬が歩く地表面に近い場所は、太陽からの熱と地表面からの輻射熱(ふくしゃねつ)の両方からまともに影響を受けてしまいます。
早朝や夕方でも、飼い主さんが地面を触って、熱くないか確認をしてからお散歩に出かけるようにしてください。
季節に関係なく、お散歩には出来るだけたくさん行ってあげたい気持ちは分かりますが、この時期の外出は特に慎重に、外の暑さ、地面の暑さ、それから愛犬の様子をよく観察しながら過ごすようにしてください。熱中症には十分にお気を付けください。
そして、夏を快適に過ごすため、もちろん、部屋の冷房は欠かせません。
冷房を付けると部屋が乾燥するので、清潔なたっぷりのお水を忘れずに用意してください。
犬は一日に、体重1kgに対して5%水を飲むというのが目安になります。3kgのわんちゃんで、150cc、10kgのわんちゃんで500ccこれが目安になりますので、覚えておいてください。
もちろん、目安であるので、これより少なかったり多かったり する場合もありますし、あまり神経質になりすぎてもいけないと思いますが、一日どれくらい飲んだかな?というのは普段から気にしてあげると良いですね。
ただし、子犬や高齢犬などで冷房が負担になる場合もあります。
その場合は、冷気の当たらない場所へ移動できるような環境を作ってあげたり、扇風機で風の流れを作ってあげたり、冷感マットを用意したりして快適に過ごせるように工夫してあげて下さい。
それから、この頃は色々な冷感グッズも販売されています。
気温が下がっている朝晩でもアスファルトの熱さが気になる地域では、犬用の靴下や靴が役に立つ場合もあります。
水に湿らせてひんやりするお洋服や冷やして首に巻くクールネックなどもありますね。家のベッドを冷感タイプのものに変えてあげるのも良いかと思います。
色々なグッズをリサーチするのもちょっと楽しいですね。愛犬に合うものも探してみてください。
とにかく、安全に、少しでも楽しく夏を乗り切っていきましょう。
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夏の暑さ対策!愛犬と快適に過ごすためのポイント