松山には坊っちゃん団子、タルトなど、様々な銘菓があります。松山の人は甘いものが好きですよね。ところで、知る人ぞ知る、西岡菓子舗の「つるの子」という松山銘菓はご存知ですか？　西岡菓子舗さんで作られている幻のお菓子です。

買える場所が限られている！

ご家族経営で、無添加、こだわり抜いた材料ですべて手作りなので大量生産できません。それゆえ大手百貨店さんから何度も声がかかるものの、大量生産できない、防腐剤などが入れられないなどの理由があるそうで、松山でも知らない方がいるかもしれない、幻のお菓子。最近ではネット通販を始められたり、ふるさと納税でも注文ができるようになりました。

西岡製菓舗の歴史

昭和初期より松山にあった老舗和菓子店ほてい屋で「つるの子」が販売されていました。西岡菓子舗の創業者さんがほてい屋で修行して独立し、今の西岡菓子舗をたちあげました。ほどなくほてい屋が廃業され、「つるの子」は一時松山から消えてしまったそう。「つるの子」の味を惜しんだほてい屋の遠縁のお茶人より西岡菓子舗に「つるの子」の復活を依頼され、その後東京在住のほてい屋のご子孫に了承を得て認可製造販売するようになったそうです。

お店の場所

閑静な住宅街にあります。市電の電停は南町または上一万が最寄り駅です。お店の前の道は狭く、車だとすれ違うことが難しい場所もあるのでお気をつけて。

お店の横に駐車場もあります。2、3台しか停められないですが、長く停める車はいないのでタイミングが悪くなければすぐ停められます。

店内はショーケースにお菓子がずらり

たくさんの美しい和菓子が並んでいます。すべて手作りで、お茶会のお茶菓子にもよく利用されるそうです。松山では結婚式の引き菓子としてもよく選ばれています。大量生産できないので、午前中で売り切れることもしばしば。来店前に電話をするか、午前中の来店が確実です。

西岡のつるの子、一個220円(2023年10月来店時、税込)

外側はマシュマロのよう。中は濃厚な和風カスタード。不思議な食感で、口に入れるとふわっ！　しゅわっ！　と溶け、軽いので何個でも食べられそう。とても美味しくて、和菓子が苦手な方でもきっと好きな味です。うちの小学生の子どもも「これ和菓子？　マシュマロみたいで美味しい。」とすっかりファンに。

お店の方にも教えて頂いたのですが、無添加のため賞味期限が短いです。食べ切れない時やお土産ですぐ人に渡せない時は冷凍するといいそうです。自然解凍でも十分美味しいですが、冷凍したまま食べるとまた食感が変わって美味しいです。私は冷凍が好み！

ピンクの西岡のつるの子も可愛すぎる！　他の和菓子もとても上品で甘くて、お茶に合います。

数々の著名人がつるの子のファン

秋篠宮親王、秋篠宮紀子様、高松宮様など皇族の方々が松山に来られた際西岡菓子舗の「つるの子」をご宿泊先でお召し上がりになり、お土産としてお持ち帰りになられたそうです。夏川いつきさん、友近さん、阿川佐和子さん、クロマニヨンズの甲本ヒロトさんも西岡のつるの子ファンだそう！　TVでもオダウエダの小田さんが西岡のつるの子を紹介していました。

【店舗情報】

西岡菓子舖

公式Instagram

住所: 松山市道後一万9-56

電話番号: 089-925-5642

営業時間: 9時半〜16時

定休日: 日曜、月曜