吊り下げてランタンにもなるモバイルバッテリーはいかが?キャンプで試してきた
キャンプの必需品、ランタン。折りからのアウトドア・キャンプブームにより、100円ショップでも売られるようになりました。300円や500円でLEDのランタンが購入できるんです。お試しでキャンプしてみようかな、という人にはとてもありがたい状況ですよね。
今回はネット通販でたまたま見つけた、エレコムの「照明になるバッテリー」の紹介です。モバイルバッテリーに照明がついているものは、けっこうあるのですが、多くの場合はLED一灯でした。
しかしこれは「照明になるバッテリー」です。複数個のLEDが搭載されており、完全に照明として使えるモバイルバッテリーです。いや、むしろ照明がメインか? とも思えるような仕上がりになっています。
バッテリー容量は6,700mAhで出力は2.4Aです。充電にはmicroUSBを使用し、出力はUSB-Aとなっています。少し前に発売されたもののようですし、モバイルバッテリーとしては安いのでmicroUSBなのかな。
照明機能がおまけでなく、けっこうメインなんではないかと思うのは、吊り下げるためのフックが搭載されていたり、固定するための三脚穴があるところです。
さらに背面には磁石も搭載しており、鉄製の壁に貼り付けて作業するようなシーンで使用する使い方も想定されています。
これが発光部です。「むしろ照明がメインなのでは?」と思うのも、お分かりいただけるのではないでしょうか。モバイルバッテリー機能がサブだよな、と。
個人的には100円ショップのものも含めていくつかランタンを所有しています。電池式のものはコンビニで乾電池を調達できるメリットがあります。
いくつかある中では、こういうバッテリー式のもので「これだ!」と思うものがなかったので、新しい“メンバー”を探していたところだったのですよね。
キャンプで使ってみた
ということで、実際にキャンプで使ってみました。主な利用用途としては、テント内を想定しています。就寝前にテントに戻り、スマートフォンで読書をしたり、動画視聴をする際に点灯するという使い方です。
まずはテントの上部から吊るすという使い方です。実際の明るさに近いと思いますが、いちばん暗い設定でもキャンプでは十分な光量です。
テント全体が光を反射するようで、外から見ている人からも「明るいですね」と言われるくらいに明るいです(ちなみにワークマンのテントを使用)。
背面のフックをスタンド代わりにして、床に置くこともできます。どちらかというと天井から吊るしたほうが室内全体が明るくなって生活空間としては良いと思いました。
照明として使うなら、
・一番暗くて約65lmで約45時間
・一番明るくて約265lmで約22時間10分
という使用時間なので、キャンプでの連泊にも使うことができそうです。いざとなったらモバイルバッテリーとしても使える強みがあります。
IP44の防塵防水です。サイズは約W115×D42×H77(mm)、重量は約305gです。ずんぐりむっくりした形状がなんともかわいいと思っています。
気になる点としては、動作温度は0~40度なので厳冬期のキャンプ向きではありません。あとは色温度が6500Kで、白くてムーディーな雰囲気にはならないところでしょうか。
エレコムというとあまりアウトドアのイメージはなかったのですが、キャンプのときに連れていきたいデザインに機能だな、面白いものを作っているな、とメーカーの印象もかなり変わりました。
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