全部同じじゃないですか!?最新のガンキャノンはどこが変わった?
こんにちは!
ガンプラをライフワークとするモデラ― シゲユキです。
当記事では、ガンプラの「製品構成」や「ギミック」などを紹介しています!
今回のガンプラは、映画「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」より、
ガンキャノン(ククルス・ドアンの島版)です!
最寄りのプラモデルお取扱店でお買い求めいただけます。
ネットではガンプラの高額転売が横行していますので、購入価格には十分ご注意ください。
HG(ハイグレード)
ガンプラで最もスタンダードな1/144スケールのブランド
HGGO(High Grade Gundam the Origin)
機動戦士ガンダム THE ORIGINのシリーズ。
当方が便宜上使用している略称です。
◆前後ショット◆
ホワイトベースに2機配備された、地球連邦軍の支援用モビルスーツ「ガンキャノン」。
当キットはそれの、映画「ククルスドアンの島」版です。
「機動戦士ガンダム」に登場するガンキャノンとは、細部のデザインなどが異なります。
ホワイトベース
「機動戦士ガンダム」作中に登場する架空の宇宙戦艦。
連邦軍(地球連邦軍)
ガンダム作品に登場する架空の軍隊。作中では一般的に味方。
モビルスーツ(MS)
ガンダム作品に登場する架空の兵器の分類名。主に人型。
キットは「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」シリーズ準拠の仕様です。
HGUCほか一般的なHGシリーズと比べると、パーツ数がやや多めになっています。
HGUC(High Grade Universal Century)
宇宙世紀を舞台にしたガンダムシリーズ。
◆サイズ比較◆
HGUC版ガンダム(バンダイホビーサイト)と並べるとこんな感じ。
設定上の全高は、当機が18.1mで、ガンダムは18.0m。
スケールはいずれも1/144です。
ちなみにこのガンダムは縮尺がほぼ正確なので、スケールの誤差を確認するのに便利!
◆バリエ元と比較◆
当製品は、2016年11月19日に発売された「HG 1/144 ガンキャノン最初期型(鉄騎兵中隊機)」のバリエーションキットです。
パッと見、装備以外の造形はあまり差がないように思えます。
ですが実際は、ほぼすべての外装が新規造形されており、新作と言っても過言ではない内容です。
◆先代ガンキャノンと比較◆
同スケールのガンキャノンは、これまでにも何度か発売されています。
せっかくなので代表的な製品と比較してみました。
2015年発売のリバイブ版。
ディテールはアニメ準拠ですが、全体的に細身になっています。
良くも悪くもリバイブ版らしいガンキャノンです。
次は、1999年発売の初代HGUC版。
HGUCシリーズの記念すべき最初の機体でもあります。
これは最もアニメのイメージに近いですね!
今でも人気のキットですが、現状では入手困難なのが残念なところ…。
最後は、1981年発売の旧キット。
いかにも「昔のオモチャ」って感じのプロポーションです。
塗装が汚いのはご容赦ください…。
全部並べてみました!
基本的に同じ機体ですが、どれも個性的ですねw
◆パーツ構成◆
成形品 x 7、ポリキャップ、マーキングシール。
写真中段右側のグレーのランナーは「ガンキャノン最初期型」からの流用です。(ほかは新規造形)
ランナー
パーツがつながっている枠の部分のこと。
またパーツがつながった状態でも、ひとまとめにそう呼ばれます。
マーキングシールはコーションマークや機体番号など。
今回は使用していません。
ランナーの大きな写真は以下をご参照ください。
HGGO ガンキャノン(ククルス・ドアンの島版) [RX-77-02](当方のブログです)
◆付属品◆
本体以外の付属品は次のとおり。
- ビームライフル後期型
- スプレーミサイルランチャー
- ハンドパーツ
- 握り手 [左右]
平手 [左右]
銃器用 [右]
ハンドパーツ
「握り手」と「平手」が一組、 あと「銃器用」の右手が付属。
接続はボールジョイントで、かんたんに交換できます。
ビームライフル(後期型)
ガンダム用よりも強力で長射程なライフルです。
「銃器用」のハンドパーツで右手に持たせられます。
従来のガンキャノン用(HGUC No.190)と比べてみました。
ディテールが全然違いますが、大まかなデザインは似たような感じ。
当機のものは少し短くなっています。
キャノン砲
当機を象徴する装備です。
肩に搭載されているように見えますが、実際はバックパックにつながっています。
砲身は左右独立で角度を調整でき、
可動時はシリンダーが連動して伸縮します。
スプレーミサイルランチャー
キャノン砲と排他式の18連装ミサイルランチャーです。
利用の際は、キャノン砲をバックパックごと取り外し、
当パーツをかわりに装着すればOK。
外観はこんな感じになります。
従来のガンキャノンは砲身から交換する仕様でしたが、当キットはバックパックの交換だけで済むので楽ですねw
もちろんキャノン砲同様、角度も調整できます。
◆余剰パーツ◆
余剰パーツとしては、ご覧の物が余ります。
これらは全てバリエ元のパーツです。
このままだと特に利用価値はなさそうですが、ジャンクパーツとして有難く頂いておきましょう。
◆ギミック◆
当キットは、劇中で印象的な砲撃姿勢を再現できます。
と言っても、各可動部を動かすだけなので…、
首とキャノン砲を上に向けて、
ハンドパーツを平手に、
あとは腰部を大きくそらせばOKです。
それらしく寝そべらせてみました。
砲身は水平より少し上を向ける程度です。
で、ポーズは十分だと思いますが…、
この「平手」は、もう少し指が開いていたほうが良かったかな?と思います。(;^_^A
以上、HG「ガンキャノン(ククルス・ドアンの島版)」のレビューでした。