【相模原市南区】幕末期の洋風建築が現存しています。旧中村家住宅はとても貴重
昔の建築物を見ると、時代を感じてウットリ…。かつては、幕末期の歴史を辿るため京都・鹿児島・高知などにも行ったことがある! 神奈川県の相模原市南区情報ライター、みわんこです。先日、史跡勝坂遺跡公園を紹介する記事を書きましたが…
ここから歩いていける!?
竪穴住居のある、公園の端の方に看板を発見。
旧中村家住宅のことは知っていたのですが、車をどこに停めればいいのか分からず今まで行っていなかったのです。ここから近いなら、是非行ってみたい~!
立派な門
と、いうわけで旧中村家住宅へ早速行ってきました~! 看板からは、5分弱ほどの距離。筆者は子ども達と行ったので、もう少し時間がかかりました。
なんて立派な門なんでしょう…。
モダンな外観
全国的にも、とても珍しい幕末期の疑洋風建築(洋風に似せた建築のこと)がお目見えです!
現在は2階建てですが、建築当初は3階建てでした。関東大震災後に、3階部分は取り除かれたそうです。
歴史を感じる佇まい。一緒に見学へ来た子ども達はいつもと違った家の作りに、ドキドキしていました…!
それでは、早速入ってみましょう。
昔の建築って、今にも全然通用するオシャレさ…。
こういう土間のある家って、とても憧れます。
見学できるのは?
お部屋も上がって拝見可能です。入れるのは式台の間と
お茶の間です。私が伺った時には、管理人の方がいらっしゃって「どうぞ」と声をかけてくださいました。
日本の家具
掘りごたつがありました。
この広々とした畳の部屋の雰囲気にとても癒されます…。日本独特の空間と言うのでしょうか。
こちらは階段箪笥(だんす)ですね! 今でも充分インテリアとして、馴染みそうです。
とてもオシャレで機能的。昔ながらの家具って、素敵…。
大工は石井甚五郎さん
こちらの建築は、鎌倉の大工さんが手掛けたそうですが10年の歳月をかけて完成したとのこと。
令和の今でも、立派な建築物として残っていることを考えると、しっかりとした設計で作ったのでしょうね。
現在まで大切に保存
幕末期から現存していたなんて、なんだかロマンを感じます…。
歴史好きの方や、建築物がお好きな方は勿論、市内に住んでいる方には是非見に来て欲しい、相模原市南区が誇る国登録有形文化財でした。
●旧中村家住宅●
〒252-0327 神奈川県相模原市南区磯部1734−1
042-769-8371(文化財保護課)
9時半~16時
祝日 開館
休館日 月曜 火曜 水曜 年末年始(12月29日~1月7日)