【寝屋川市】阪神・淡路大震災の体験から生まれた非常食「飲めるごはん」って? 高柳の自販機で買ってみた
「農協の飲めるごはん」(以下:「飲めるごはん」)とは、阪神・淡路大震災の体験から生まれた長期保存可能な非常食です。ここ寝屋川市で、そんな「飲めるごはん」が買えるスポットを見つけました。
それがここ、寝屋川市高柳のJA九個荘前にある自動販売機です。令和元年8月から設置されています。
向かい側には最近リニューアルした長栄寺のローソンがあります。停留所「寝屋川車庫」近くのバス通りで交通量が多い場所でもありますので、見かけたことがあるという人は多いかもしれませんね。
味のラインナップは3種類
「梅・こんぶ風味」「ココア風味」「シナモン風味」と、3種類の味があります。いずれも1本あたり150kcal、内容量は245gです。
梅・こんぶ風味
原材料名:糖類(砂糖・ぶどう糖加糖液糖)・うるち米・はとむぎ・梅果汁・小豆・昆布パウダー・もち米・乳化剤
ココア風味
原材料名:砂糖・うるち米・はとむぎ・ココアパウダー・小豆・もち米・乳化剤
シナモン風味
原材料名:砂糖・うるち米・はとむぎ・小豆・シナモン・もち米・乳化剤
いずれもお米や穀物を中心としたシンプルな原材料で、アレルゲン特定原材料等27品目は使用していないため、アレルギーのある人でも選びやすい非常食だといえるでしょう。
水も火もいらない! そのまま飲めるごはん
ジュースのような缶タイプの「飲めるごはん」は、水や火が止まってもサッと食べられるのが特徴のひとつ。そのほかにも、
- 省スペースで携帯しやすい
- 容器が丈夫で破損しにくい(空中からの投下や積み上げも可能)
- 5年間の長期保存が可能
といったメリットがあります。災害食大賞2019では特別賞『日本食育学会賞』を、災害食大賞2022でも特別賞『日本防災産業会議賞』を受賞した、いわば発明品のような非常食なんだそうですよ。
…というわけで、今回は3種類の味の中から「ココア風味」を購入してみました!
「農協の飲めるごはん」ココア風味を開けてみる
今回は中身が見えるようにコップに入れてみましたが、本来は缶を開けたらすぐに飲むことができます。お皿やお箸を用意しなくていいのはとても助かりますよね。手も汚れません。
開けてみるとこのような感じです。さらさらのドリンクに見えますが、実際はつぶつぶもたくさん入っていて、しっかり振らないと出てきづらいことも。うるち米やはとむぎなどの粒が残っていて、まさに「飲めるごはん」です。
気になるお味は…
実食してみたところ、甘いごはん! 例えていうなら「ココア味のおはぎ」という感じが近いでしょうか。非常食なのでもっと食べづらい味なのでは? と想像していましたが、クセがなく、かなり飲みやすいです。お腹も膨れるスイーツという感じで、食べるものがないときにはとてもありがたい存在になります。ほかの味と合わせてストックしておくのもいいのではないでしょうか。
身近にこのような自販機があると、備蓄について改めて考えるきっかけになりますね。
設置場所情報
設置場所:JA九個荘 本所 (ホームページ)
所在地:寝屋川市高柳1丁目1番24号
電話番号:072-828-4441