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【名古屋市】こんな意外な場所に!? ディープだけど面白い。知る人ぞ知る近現代の「歴史スポット」4選

土庄雄平愛知深掘りライター(名古屋市)

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名古屋市街を巡っていると、「こんなところがあったんだ!」と驚くことがあります。

名古屋の歴史や文化を紐解ける、意外と知られていないディープなスポットでは、壮大なドラマに思いを馳せたり、独特の世界観に感銘を受けるなど、独特な体験が待っています。

そこで時代ごとに名古屋のディープな歴史名所をご紹介!ラストは近現代編です。

【千種区】揚輝荘(ようきそう)

2010年に大丸と統合した、名古屋発祥の百貨店「松坂屋」。そんな松坂屋にゆかりの場所が「揚輝荘」です。松坂屋の初代社長・伊藤次郎左衛門祐民(いとうじろうざえもんすけたみ)によって築かれました。

メインの建物は「聴松閣(ちょうしょうかく)」。北方ヨーロッパの木造建築技法・ハーフティンバー様式の山荘風に造られた地上3階・地下1階の建物です。

なんと建物の一角には、松坂屋の初代社長・伊藤次郎左衛門祐民が行ったインド・ビルマでの仏跡巡礼旅の記憶が散りばめられています。ホール全体を覆う柱一つ一つに施される装飾、仏画が施され、ついにはアジャンター石窟寺院を模した場所まで見どころ満載ですよ。

<揚輝荘>
住所:愛知県名古屋市千種区法王町2-5-17
営業時間:9時30分〜16時30分
休館日:月曜日(祝日の場合はその直後の平日)、年末年始(12月29日~1月3日)
入館料:300円
電話番号:052-759-4450
アクセス:地下鉄覚王山駅から徒歩10分弱

【東区】文化のみち橦木館(しゅもくかん)

名古屋城から徳川園へ続く文化のみち。その中で、かつて輸出陶磁器商・井元為三郎(いもとためさぶろう)氏の邸宅だった建物が「文化のみち橦木館(しゅもくかん)」です。

敷地には和館、洋館、東西二棟の蔵、茶室、庭園まで、邸宅の全体が保たれています。館内にはステンドグラスや数々の職人技があしらわれ、かつての暮らしぶりを垣間見られる家具や小物など。とても見応えがありますよ。

ノリタケカンパニーリミテド(かつての日本陶器合名会社)は、現在のノリタケの森がある「則武(のりたけ)新町」に、世界有数の陶磁器工場を建設しました。

しかしその場所に拠点を移す前は、現在の文化のみち中心部である「主税(ちから)町」が名古屋の陶磁器生産の中心地だったのです。ともすれば、世界のノリタケでなく"世界のチカラ"となっていたかもしれません。

<文化のみち橦木館>
住所:愛知県名古屋市東区橦木町2-18
営業時間:
定休日:月曜日
電話番号:052-939-2850
アクセス:地下鉄桜通線・高岳駅から徒歩約10分

【守山区】強巴林(ちゃんばりん)

日本で公認されている唯一のチベット仏教寺院「強巴林(ちゃんばりん)」。チベット仏教史上初の外国人女性受戒者となった森下永敏住職が築いた寺院です。

チベットからもたらされた仏画(タンカ)や、天井画、大宇宙曼荼羅などが飾られ、チベット仏教の信仰や芸術を体感することが出来ますよ。中でも、見どころは1階中央のご本尊「釈迦牟尼仏十二歳像」。優しい眼差しで、思わずほっこりとした気持ちにさせてくれます。

エキゾチックな香りも漂い、日常とは違う時間の流れ。何かに悩んでいたとしても「それで良いんだよ」と優しく寄り添ってくれている気がします。ポジティブなお力をいただいて、心をリセットできる癒しのパワースポットです。

<強巴林>
住所:愛知県名古屋市守山区青葉台101番地
営業時間:9時~17時
電話番号:052-736-4888
料金:200円
アクセス:名二環・小幡ICから車で約5分、ゆとりーとライン・竜泉寺から徒歩で約5分

【千種区】千種公園

かつて第二次世界大戦の際に武器を作っていた"名古屋陸軍造兵廠千種製造所"の跡地に作られた「千種公園」。市民に愛される憩いの公園の中に、戦争遺構が残されています。それが2枚のコンクリート壁です。

こちらは千種製造所が狙われ、69名の方が亡くなった空襲の痕跡を物語るものです。戦争の歴史を繰り返さないために、いかに悲惨なことが起こったか、後世に語り継ぐために、このコンクリート壁は公園に置かれています。

小さい穴ですが、硬いコンクリートを突き破るほどの爆撃を受けた時、どうなるかは想像に難くないでしょう。今再び、国際情勢は不安な状況にありますが、この戦争遺構を見て、決して他人事として捉えてはいけないと感じました

<千種公園>
住所:愛知県名古屋市千種区仲田1丁目1-6
アクセス:名古屋市営地下鉄・今池駅から徒歩約12分、池下駅から徒歩約14分

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愛知深掘りライター(名古屋市)

1993年生まれ、愛知県豊田市出身、同志社大学文学部卒。第二新卒を経験後、愛知へUターンをして、メーカー営業職とトラベルライターを両立。現在は、IT企業に勤務しながら、自然や暮らしに一歩踏み込む、情報発信に精を出す。美味しい地元グルメを探しながら、名古屋市内の色彩豊かな自然を愛でるのがルーチン。 ※12月18日からLINEにて土庄雄平「名古屋深掘りチャンネル」配信スタート!毎週月曜日の10時にお届けします。名古屋のグルメから週末おでかけ情報、ディープなスポットまで盛りだくさん。ぜひ登録してくださいね♪(記事内のリンクは、Yahoo!ニュース エキスパートとの取り組みで特別に設置しています。)

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